『思い出のファミコン』が本になりました
 

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アルゴスの戦士 はちゃめちゃ大進撃 アルゴスの戦士 はちゃめちゃ大進撃
テクモ
1987.4.17発売
1987 ©TECMO,LTD.

イラストとはまったく違った主人公にショック

このゲームを知ったのは、確か私が小学校1年生の時でした。親戚の家に遊びにいった時にカセットの絵を見て、可愛いイラストだったし、面白そうだなと思ってやってみたのがきっかけでした。

 ところがやってみると、主人公がイラストとはまったく違ってショックを受けたのを覚えています。でも大変面白く、以後親戚の家に行った時は必ずこのゲームをやっていました。

 このゲームの特徴はなんと言っても夕日と、ヨーヨーをでかくした武器です。それと横スクロールステージとトップビューステージの両方のステージが織り交ざっていたことも良かったです。

 結局クリアできずじまいになってしまいましたが、ファミコンソフトの中では良作のひとつであり、大変お世話になったゲームでもありました。

寄稿:ゲームバイパス 男 1980年生 兵庫育ち 会社員


フリスビーにゴムをつけて真似した

私はアーケード版の存在を大きくなるまで知りませんでした。私同様に、当時アーケード版を知らないはずの友人の一人が、なぜかファミコン版を買ったので、私たちの間でしばらく話題になったソフトです。

 くさりがまで木の上に登ったり、上手く滑車が引っかからず谷底に落ちたり。本当によくやりました。今見ると敵がグロい感じがするのですが、当時はそれに立ち向かう主人公がかっこよく感じられたものでした。フリスビーにゴムをつけて真似したことも今となっては良い思い出です。

 赤い夕焼けを見ると、ふと思い出す1本です。

寄稿:雪鷹 男 1979年生 宮崎育ち フリーター


胸を張って名作と称えたいゲーム

 もともとアーケード版は名作として語られていただけに、その移植に期待する声も高かった。しかしフタを開けてみたら、まったく別モノといってもよいできで、違う意味でファンの度肝を抜いた作品となったのは周知の通りです。

 しかし、アーケード版にあまり慣れてなかった僕は、その世界にスンナリなじむことができました。独特のレベルアップシステム、奇怪にして愛すべき敵キャラたち、今でも名曲と信じて疑わないサウンド、そしてラストを飾るにふさわしい天空ステージ。独自のルートを発見し、クリアまで1時間を切るほどやりこんだカセットは、アレとアレとこのゲームくらいですね。

 よく「隠れた名作」なんて表現を目にしますが、なにも隠れることはありません。自分の信じるカセットは、それが世の中でどんな評価を受けていようと胸を張って称えるべきです。

 そんな僕は、ファミコンから未だに「卒業」できません。留年を繰り返しているけど、これからもよろしくな、ファミコン。

寄稿:今井 賢司 男 1976年生 埼玉育ち 編集者

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