友だちが遊びに来たときは机の中に隠した

　昔、ばあちゃんの家に遊びに行くと必ずファミコンカセットを買ってくれた。当時３歳年下の弟は、何の躊躇もせずにこのゲームをねだった。

　新品で購入し、たしかアニメの声優のテープがついていた記憶がある。今で言うおたくゲームのはしりだったような気がする。

　ゲームを実際にプレーすると、アクション性が高く、そこそこ楽しめたが、カセットがピンクだったのと女の子の絵入りだったので、友だちに馬鹿にされないように、友だちが遊びに来たときは机の中に隠したものだ。

　なお、数年たって電源を入れてプレーしようとしたら、画面がピンク色に……。二度とプレーすることができなかった。ただ、声優の声が入っているカセットテープは今も残っている。でも、あの声優さんは誰何だろう？

攻略本編集部に電話

　当時小学５年生頃だったか、デパートでワゴン販売されていた中古品で購入しました。

　購入したはいいが、箱も説明書もなく、操作を覚えるだけで一苦労。さら更にアクションも難しく、遂には攻略本を購入したけれどクリアできず。思いあまった私は、攻略本の編集部に電話をして、攻略を教えてもらうのでした。

　今思うと、いきなり電話をかけてきた小学生によく親切に教えてくれたなー、と感慨深いです。

今になって価値が高騰

　小学生の頃、同級生が持っていたゲーム。何度かプレーしたが、結構難しくてクリアまではいかなかった。数人の友だちは『アテナ』というタイトルと、カセットがたしかピンク色だったためか、かなりこのゲームを馬鹿にしていた。

　ただのアクションかと思いきや、こん棒や鉄球（？）、赤や黄色の剣なんかの武器があって、その武器によって倒せる敵、倒せない敵なんかがいたと思う。たしか、しっかりアイテムを取っていかないとクリアできない面もあったと思う。馬鹿にされていたゲームだけど、自分的には結構楽しめた。

　最近はまっているネットオークション。なんと、『アテナ』には結構な値がついてるではないですか。しかもテープがついていたんですね、知りませんでしたよ。今となってはかなりのレア、分からないものです。

　ゲームは時代が変わると、いろんな意味で価値とかプレミアなんかがつくものだと改めて感じさせられました。当時はそんなこと想像もつきませんでしたけどね。

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