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ディープダンジョン 魔洞戦記 ディープダンジョン 魔洞戦記
スクウェア
1986.12.19発売
©1986 SQUARE

自分も発見していた無限大に増殖するパン

 いいですね、『ディープダンジョン』。その存在すら知らず、買うつもりなど毛頭なかったのですが、おもちゃ屋さんの店頭で一目見た瞬間に、なぜか猛烈にやりたくなって買いました。やってみたら……面白い。

 3D迷路ものは初体験だったんですが、暗闇で道に迷う感覚、味のあるモンスターグラフィック、ハマりました。迷宮第1層では、熊が強くて怖かった……。イベントも意外に豊富で、びっくりさせる展開も。

 最下層付近で、回復アイテムの「パン」が無限大に増殖する技をたまたま発見したら、その数日後、ファミコン雑誌にも同様の技が掲載されていました。当時は自力でたくさん裏技を発見して友だちと盛り上がっていたものです……。またプレーしてみたい作品ですね。無理だけど…(T_T)

寄稿:ばっかバッハ 男 1970年生 宮城育ち 自営業


父が寝静まってから夜中にプレー

 このゲームは、私が初めてノートにダンジョンマップを書くようになったものです。これ以前は、メモ帳に情報のみ書いていたのですが、ファミリーコンピュータマガジンでは、自分が進みすぎていたこともあり、攻略ページがおっつかないので、ノートに手書きでダンジョンの地図を書いてました。ものさしをつかって、かなり細かく書いてたなぁ。落ちてるアイテムとか、色々。

 主人公からの目線で進むので、自分自身がどんな姿なのかわからないというのが残念。なんか普通のRPGと比べてほとんどプレー中が地下だったし、たまに地上?で買い物とかしてる時は、ホッとしました。

 私の父はゲーム反対だったので、父が寝静まってから、こっそり音ナシでゲームしたりしてました。父がトイレに起きると、ビックリしてゲームの電源を落としてたので 、せっかく進んだのに、ガ━━(゜Д゜;)━━━ン!!!!! と思いつつ、ビクビクしてやってたな(苦笑)

寄稿:ぴよ吉さん 女 1973年生 大阪育ち 会社員


3D迷路の食わず嫌いが治る

 当時小学生だった私は、ファミコンブームの真っ只中にいました。そんな私がディスクシステムと出会ったのも必然であり、この「ディープダンジョン」にであったのも必然的であったと考えます。

 ちょうど冬休みだった私はディスクのゲームを物色していて、目に入ったものがこの「ディープダンジョン」だったのです。はっきり言って3Dダンジョンものは、「ポートピア」のせいで食わず嫌いになっていました。

 しかしこの作品のおかげで、私は3Dの迷路の中を自由に探索できるようになったのです。はっきり言って朝から晩までプレーしていました。8時間連続で遊んだゲームなんて、後にも先にもこれ以外ありません。

 当時は攻略本も無く、ネットも無かったので、自力でクリアする以外ありませんでした。それだけに、本当に自分が地下迷宮の中を冒険しているような気になったものです。今の子供たちの恵まれた情報環境をうらやましく思うと同時に、可哀想な気にもさせてくれる・・・、そんな思い出の詰まった作品です。

寄稿:ルウ 男 1974年生 岩手育ち

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