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ディグダグ ディグダグ
ナムコ
1985.6.4発売
©1982 1985 NAMCO

空気を注入して破裂って……

 「放課後はファミコン!」という楽しい小学生ライフをいっきに暗黒にしたソフトこそが『ディグダグ』。ファミコンのソフトをたくさん所持しているってだけで、あまり仲良くない子でもそこは放課後の溜まり場になっていました。

 初めて見るカラフルな画面に釘付け、軽快な音楽に好奇心もあおられて、さあ!って時にその男子はチューブを敵にサクッと刺すと、すかさず空気を注入、そして破裂ッ!

ガーーーンッ!!! 気持ち悪いッ!!!

 ゲームとはいえ、生き物に空気注入してバーンって……。あたしは最後、残り一体になって逃げる敵に、「逃げて! 生きて!」と心の中で声援を送り続け、『ディグダグ』は大人になるまであまり手にしませんでした。

寄稿:富士子 女 1976年生 東京育ち ウェイトレス


今でも『ナムコミュージアム』でプレー

 思えば、小学生の頃初めてプレーしたソフトがこれでした。敵をポンプで破裂させる楽しさ、敵を岩の下に誘い込みまとめて潰す快感、コミカルなキャラクター、テンポのいい音楽・・・。『ディグダグ』は、初めてファミコンをプレーした俺にとってその魅力に取り付かせるのに十分なソフトでした。

 今でも時々プレステの『ナムコミュージアム』を引っ張り出してはプレーして、思い出に浸ってたりします。それだけ俺にとって思い出深いソフトです。

寄稿:masaki 男 1975年生 新潟育ち


説明書なんて無くても良かった

  ドラクエにマリオと、名作とうたわれるソフトは数多くあるが、私にとってのベスト1、それが『ディグダグ』。

 岩を落として連続で敵を潰したり、敵を膨らましてしぼむまでの時間差で敵から逃げたり・・・。単純明快なゲームシステムは今でも色褪せることなく、シンプルゆえの奥深さを感じずにはいられない。

 つい先日、中古で売っていたので買い直してやってみたら相変わらず楽しかった。その時に気づいたのが「昔は説明書なんて無くても良かった」ということだった。あの頃のゲームは説明書なんて無くても十分ゲーム性を把握できる作りになっていた。

 最近のゲームは20年前に比べて飛躍的に進歩した。しかし、大容量化や複雑化したが故に分かりにくくなっているゲームのなんと多いことか。モノを創る上で一番大切なことは「分かりやすい」ということ。これを再確認するためにも『ディグダグ』はプレーした方がいい。今すぐにでも。

寄稿:Peco 男 1979年生 兵庫育ち デザイナー


デパート屋上のゲームコーナーでハマった

 めちゃくちゃハマリましたね、このゲーム。近くの三越の屋上にゲームコーナーがあって、当時小学生だった私は、よく母から100円もらっては熱中していました。そして、ある日友だちがこのソフトを購入し、それからは入り浸って穴を掘りまくってました(笑)。

 あの頃の感動が忘れられず、PSで発売になった『ナムコミュージアム』を購入し、15年ぶりくらいに堪能しました♪

寄稿:ピンキー 女 1977年生 香川育ち 公務員

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