『思い出のファミコン』が本になりました
 

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ドナルドランド ドナルドランド
データイースト
1988.1.29発売
1987©DATA EAST CORP.

何かと容赦ないゲーム

 隠れた名作と思う。画面の色彩が美麗で、面のバリエーションが豊富だった。前を通ると、後ろの像の目が動く、などのレトリックはプレイヤーにとって嬉しいものだった。

 また音楽が秀逸。1面はマクドナルドのテーマ曲の変奏曲だったが、他はオリジナルであったと思う。特に、沼だかの面でのジャズ。電子音ながら、低音ウッドベースのグルーブすら感じる名曲。今も忘れない。

 しかし操作性の悪さと難易度の高さ、ハンパない。弧を描いて発射されるりんご爆弾の操作性のもどかしさったら。

 また、海だかの面で、何かに引っ付くと、100回くらいボタンを連打しないと離れない。高速で動くワニだかの上に乗って沼越えする、など超人的な技を要求する場面も。何かと容赦ないゲームだった。

 難しさやもどかしさに真っ向から取り組み、りんごが描く弧の角度を計算しつくして、ボスキャラらを攻略し、制覇した時は姉妹で大喜びした。

 最近妹に、「ファミコンしてた頃のお姉ちゃんが一番好きだった」と言われたが、一体……。余談だが、うちは3姉妹で、1人がプレイヤーで、残り2人はピアニカでゲーム音楽を演奏。その時感じた一体感は生涯忘れない。

寄稿:ネスタ 女 1972年生 神奈川育ち 主婦


なぜりんご?

 ファストフード最大手のマクドナルドのキャラクターを使ったゲームが存在した。今でもすごいことだと思う。

 当時、各メニューのイメージキャラクターが大勢参加し、ドナルドが主人公で、悪魔(?)にさらわれたキャラクターを助けるアクションゲームで、小学生の私はハマッてプレーした。

 しかし操作性が悪く、すぐに穴に落ちたりして難しかったのを覚えている。あとドナルドの武器がなぜりんごなのか、今でも疑問に残る……。

寄稿:ちゅん 男 1978年生 神奈川育ち 会社経営

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