『思い出のファミコン』が本になりました
 

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えりかとさとるの夢冒険 えりかとさとるの夢冒険
ナムコ
1988.9.27発売
©1988 NAMCO

父「おまえたち姉弟に夢冒険してほしかったんだよ」

 当時わたしは6歳くらいだったと思います。父が買ってきてくれたカセットでした。

 嬉しくてさっそく始めてみたのですが、全然わかんない・・・。はっきり言ってクソゲーでした(笑)。でも、当時はまだカセットをたくさん持っていなかったので、頑張ってやってみました。それでもほんとに意味がわかんなくて、たまらず父に、何でこんなゲームを買ってきたのかをききました。

 父は「おまえたち姉弟に夢冒険してほしかったんだよ」と言いました。わたしには弟がいます。このゲームも姉弟が主人公で、きっと父はパッケージを見たとき、かわいい娘と息子を思い出したんだな、と今ではしみじみ思います!

寄稿:にのみや 女 1983年生 富山育ち 美容師見習い


のりピーファンの友達がタイトルだけで買ったゲーム

 このゲームを買った友達のことを思い出す。その友達は、いつもクソゲーばかり買うということで、皆に馬鹿にされていた。しかしこのゲームは、アドベンチャーゲームでありながら、2人同時プレーができて(たしか)、またそれなりに楽しめるゲームだった。珍しくクソゲーではないんじゃないかと思ったが、なぜこのゲームを買ったのかを、友達みずから聞かされて・・・。

 当時は「のりピー」の全盛期であり、『夢冒険』というのりピーの曲がヒットしていた頃だった。もちろん友達はのりピーの大ファンであった。そして、ただゲームのタイトルが「〜夢冒険」だから、というあきれた理由でこのソフトを購入したらしい。もちろん、のりピーとこのソフトは、全く関係がないのだが・・・。

 そんな友達も、今は小学校の先生になったようだが、今度会う時には、このゲームの思い出話をしたいと思う。そして、今でものりピーファンでいて欲しい・・・(笑)。

寄稿:クリボー 男 1976年生 宮城育ち スポーツインストラクター

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