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ファミリーテニス ファミリーテニス
ナムコ
1987.12.11発売
©1987 NAMCO

なんといってもふくたろう

 紛れもなく、ゲーム歴四半世紀の私の中での最高傑作。シンプルでありながら、戦略性とコケティッシュさがあり、まったく飽きなかった。もちろん今のゲームと比べ画像の粗さは否めないが、ゲーム性は今でも通用して余りある。たまに引っ張り出しては今もやってます。

 私が好きだったキャラは、なんといってもふくたろう(モデルは福井烈氏)。何が良いって、ロブがフォア・バックとともに割り当てられていること(Bボタン)と、ボレーが絶対にネットに引っかからない(かつコントロールできる)こと。

 これに匹敵するテニスゲームはまだその後現れていません。『みんなのテニス』に期待したいところ。

寄稿:のりだ 男 1967年生 東京育ち 社長


屈辱の惨敗から完全制覇に至るまでやりこむ

 任天堂の『テニス』を極めた俺は、当然この『ファミリーテニス』も自信満々で挑んだ。キャラが選べるということは、強い選手を選べば当然連勝街道まっしぐら! 以前からファンであり尊敬するボリス=ベッカーをモデルにした「ぶんぶん」でいざ勝負!! ところが・・・。

 まずサーブが入らない! Bボタンでのセカンドサーブもまるでダメ! 1ゲームすべてダブルフォルトで落としてしまった!! というより、その試合中は1本もサーブが入らなかった。相手の「えんどる」のサーブ、これまた返せない! 結局あたふたしたまま試合は終わった。唯一えんどるがネットにかけた1ポイントしか取ることができなかった。惨敗である・・・。

 逆にこの屈辱が俺の闘志に火を付けた! 日々精進の繰り返し。負けては奮起する毎日だった。お陰で全キャラで完全制覇を成し遂げるに至ったが、このゲームのパスワードって結構笑えたような。例:あおいいるかのおくちはあまい(←実際使えるかわかりませんがこんな言葉の組み合わせです)

寄稿:ライデン 男 1974年生 大阪育ち 戦略担当兼作家


ぶっとおし36時間

 あれは高校2年生の夏休み、彼女もいなく部活もやめた私は怠惰な日々を過ごしていた。そんな日常を一変させたのがこのソフトである。

 私の悪友が別の友だちから借りてきたのだが、「ヒマだからいっしょにやろうぜ」と誘われたのがきっかけだった。初めはサーブも満足に打てずに、ロブが上がれば空振りの連続。だがそこはヒマ人な二人、上達するのにそれほど時間はかからなかった・・・。

 そしてこのソフトは対戦が非常にアツイ!! 私は「すこんちょ」、友人は「まけろう」。同じような上達っぷりのため、勝ったり負けたりと止め時が無く、コンビニで買ってきたパンをかじりながら延々ぶっとおし36時間くらいやっていた記憶がある。

 まー、よく飽きなかったものだと思うが、それだけ夢中にさせる優良なソフトだったと思う。時間を贅沢に使えた当時が懐かしいなぁ・・・。

寄稿:ゆうパパ 男 1972年生 千葉育ち サービス業

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