『思い出のファミコン』が本になりました
 

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プロ野球 ファミリースタジアム'88年度版 プロ野球 ファミリースタジアム'88年度版
ナムコ
1988.12.20発売
©1988 NAMCO

ゲームとしては最高、実名でないのが惜しい

 自分が一番好きな野球ゲーム&ファミスタですね。熱狂的なパリーグの近鉄ファンだった自分には、「最高のゲームができた!!」ってかんじでした。初代から結構極めてましたけど、操作が一番いいファミスタですね。ファインプレーなんか最高!

 ピッチャー阿波野が「むぎの」、吉井が「ほしい」……。実名ではないのが「ちょっとなぁ?」って感じでした。でも、対戦では監督兼プレーヤーになって、自分の好きな球団で遊べるのは楽しかったですね。

 ファミスタのピッチングの醍醐味は、「フォークボール」をうまく使うことですかね。「フォン」とフォークの音がするのに落ちないボールは、結構有効な投球でした。でも、投げるときに大きな声や咳払いをするのは、友だちとの対戦時にやっては反則ですねw

寄稿:株★途上 男 1972年生 東京育ち ホームページ


弱いチームを率いて勝利するのが好きだった

 初代ファミスタから3代目。やはり、12球団のプレーは待ってましたという感じだった。

 当時高校に入ったばかりかな? 私は野球部の寮に入りました。当時の同級生は、やはり中学時代はファミスタ中毒。そこで、みんなは同じことを言う。「中学の時は俺が一番強かった。」私もその一人(勝手にそう思ってましたが……。)

 私は初代から、弱いチームを率いて勝利するのが好きだった。ホイールズなど。で、'88年度版はホーネッツ(=南海)だっけ? 山内孝とか門田、よかったなあ、渋くて。

 寮生活はテレビが食堂に一台。もちろんファミコン禁止。テレビ視聴時間も決まっていました。そこで、こっそり2階にテレビを持っていき、音を最小にしていざ真剣勝負。お互いのプライドがぶつかり合っていた。

 当時はホントに真剣だった。今思えば、投打のバランスが取れているゲームだと思う。単純だったがゆえ、腕がものを言うゲーム。またあんなゲームをしてみたいですね。

寄稿:けい 男 1971年生 静岡育ち 会社員


単純だからハマる、皆で楽しめる

 初代、'87と、「ファミスタ」を極めるくらいプレーした自分にとって、このソフトは衝撃的だった。

 エラーやダイビングキャッチがあり、球場も選べ、ホームランに飛距離が出る、好調の選手がいる、球速150キロを超えた時やジャストミートした時の気持ちいいあの音、etc.・・・。説明しきれないほど進化していた。ナムコスターズが強くなったこと(ファミスタでは、この'88が一番強かったと思う)、そして12球団が揃ったこともとても嬉しかった。

 誰もがファミスタってプレーしたことってある思う。そしてあの頃は対戦がとても楽しかった。最近の野球ゲームは、とてもリアルで実況もあるし、本当に現実に近いくらい素晴らしい。でも、なぜかすぐに飽きてしまう・・・。対戦しても、各々のゲームによってかなり操作性が違うから、慣れていない人とやることが多いから面白くない。

 当時は誰もが知ってた「ファミスタ」。今思うとかなり単純なゲームだが、単純だから面白い、そしてハマる、対戦が熱い、皆で楽しめる、そんな野球ゲームが誕生することってもうないのかなぁ、と思う今日この頃。

 ファミコンの代表作、それは、スーパーマリオ、ドラクエ、そしてファミスタって思う人は、自分だけではないだろう・・・。

寄稿:クリボー 男 1976年生 宮城育ち スポーツインストラクター

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