『思い出のファミコン』が本になりました
 

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ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者 前編 ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者 前編
任天堂
1988.4.27発売
©1988 Nintendo

鑑識になろうかとも思った

 このゲームは凄い! 何が凄いかって、そのストーリーや登場人物像と背景、深い人間関係、死体の爪の間を調べて手がかりを探す、という警察の鑑識並みの展開、さらにはエンディングで待っている大どんでん返し!! 下手なサスペンスよりよっぽどしっかりできています。人の日記を勝手に読むとんでもない家政婦なんかより。

 確かにクリアするまでは難しい謎を超えなければならないけど、エンディングを迎えてストーリーを振り返るとこのゲームの凄さがよくわかります。創作スタッフには惜しみない拍手を送りたいですね。

 このゲームをきっかけに、一時期鑑識を目指そうかと思った時もあるぐらいです(ある理由で諦めましたが)。なんか、僕の人生って色々なところでファミコンが左右しています。

寄稿:ライデン 男 1974年生 大阪育ち 戦略担当兼作家


「ファミ探」並みの傑作アドベンチャー求む

 昔からアドベンチャーゲーム(主に推理物)が好きで、ファミコン、プレステ、サターン、パソコンなど、ハードを問わずにプレーしてきた。「ファミ探」は今のゲームに比べると、絵も粗いし、いろいろ面倒くさいところもあった(ファミコンだからしかたないが)。

 でも、いまだに「ファミ探」を超えるアドベンチャーには出会えていないと思う。話の奥深さ、プレーヤーを恐怖に陥れる演出、音楽、さらに後半にマジで!?と思わせるドンデン返し。日比野先生が振り向き、同時に雷が鳴るシーンなど今思い出しても寒気がする。推理物アドベンチャーがほぼ絶滅しつつあるが、ぜひメーカーさんには「ファミ探」並みの傑作を世に出して欲しいと思う。

寄稿:○ 男 1976年生 山形育ち 旅人

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