最終面をクリアできずに返却

　私のお小遣いは少なかったので、ファミコンカセットはあまり買えませんでした。当然、飽きたカセットを友人と貸し借りするのが有効な手段です。やはりこの『ファンタジーゾーン』も借りた物だったと思います。

　そんな『ファンタジーゾーン』で印象に残っているのは、パステルカラーの綺麗な画面と、自機の武装をお金で買うという斬新な発想でした。当時のシューティングゲームは武器を買って強化するというものが無かったので、かなりの衝撃を受けたことを記憶してます。しかし、反射神経が鈍い私は、全ボス勢揃いの最終面をクリアできずに返却。

　今では色々な機種に移植されているようなので、近いうちに再挑戦してみようかと思う今日この頃です。

移植版ながらよい出来だったと思う

　当時、ゲームセンターに置いてありましたが、お金のない私はうまい兄ちゃんのプレーをただ眺めてるだけでした。

　その美麗なグラフィックと、敵から出るお金を取ってショップで自機をパワーアップするという斬新なアイデア、個性的なラストボス、きれいなBGM、どれをとっても最高のシューティングゲームでした。

　ファミコン版に移植されましたが、ボスがガラリと変わってしまいました。これはファミコンの処理能力からしたら仕方がないことだったのでしょう。しかし、ゲーム性や楽しさは失われてなく、あまり評判のよくなかった発売元のサンソフトですが、このゲームに関しては、セガのマークIII版をはるかに超えるよい出来で、たいへん満足したことを覚えています。

⇒あなたも思い出コラムを書いて送ってみませんか？