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源平討魔伝 源平討魔伝
ナムコ
1988.10.21発売
©1986 1988 NAMCO

今度は酒でも呑みながら、皆で

 名作と呼ぶには少し惜しいけど、決してクソゲーではない作品。アーケード版とは別物であることを承知の上で、発売日に購入した思い出深いソフト。

 多くのファンが発売当時、あまりに内容が変わってしまったためか困惑してしまい、いまいち評判が良くなかったと記憶してます。YouTubeの影響もあり、最近ようやくファミコン版もきちんと評価されつつありますね。

 そういえば昭和最後の秋、夢中になって4人の少年たちが時間さえ忘れてハマっていたっけ……。みんな、元気でやってるのかな? また落ち着いたら久しぶりに、源平バトルで盛り上がろうか?! 未使用品を落札したから今度は酒でも呑みながら、皆で熱くなろうぜ!!

寄稿:たかし 男 1975年生 愛知育ち 会社員


ゲーセンでの感覚は一切得られなかったが

 『源平討魔伝』といえば、ゲームセンターにある大きなキャラが印象的なアクションゲームを思い出しますが、このファミコン版はボードゲームでした。

 実際、ボードに駒、カードなどが付いてきて、テレビ画面に合わせて駒を動かしてゲームを進めました。実際に駒を動かすのは、一見面倒くさいようで、すごくわかりやすいと思いました。ボードゲームが好きなら面倒くさくもないのではないでしょうか。

 さらに印象的だったのは、それぞれプレーヤーの敵の役を別のプレーヤーがやるということです。これにより別の人の番にもやることができて、競争心も高まります。……褒めすぎでしょうか? ゲームセンターでの感覚は一切得られませんでしたが、好きなゲームでした。

寄稿:もよもと 男 1976年生 青森育ち 会社員


コンピュータ相手にやっていた寒い思い出

 ゲームを「一人で遊ぶ系」「みんなでわいわい遊ぶ系」分けるとすれば、このゲームは当然後者の方。当時、歴史のロマンに目覚めた私はゲームの内容を良く理解せず、「おまけの日本地図」みたいなセットに心をときめかせました。

 さて、実際のゲームの中身は……う〜ん面白い! しかし、ひとりでやっててつまんんない……。当時大好きだった『たけしの戦国風雲児』の大名編をストイックにした感じで大変好感度高かったけど、「歴史が好きなヤツがまわりにいない」ということもあって、共通の同志を得られず、コンピュータ相手にやっていた寒い思い出しかありません。

 友だちにムリやり付き合わせても、「義経が出てきたね〜」「これ、つまんないから他のやんない?……」と、まるで恋人を自分の趣味にむりやり付き合わせて、かえって申し訳ないことをしたような罪悪感にさいなまれる始末……。原作のアーケード版は、超どデカキャラが縦横無尽に駆け回るバリバリアクションだったことを知るのは、それからずっと後でした。

寄稿:FAZZ  男 1977年生 神奈川育ち 塾の教室長

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