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プロフェッショナル麻雀悟空 プロフェッショナル麻雀悟空
アスキー
1986.12.25発売
©1986 ASCII CORPORATION ©1986 CHATNOIR

父親が麻雀の師匠となる

 私が中学2年時、まわりでは麻雀がハヤりだした。私も、勝負事に興味を持つ年頃であったので、その流行の中心人物に麻雀のイロハを学んでいるうちに、この『プロフェッショナル麻雀悟空』を勧められた。

 早速、ディスク書き換えをして、練習が始まった。ある日、父親がそのソフトの存在に気づき、私にディスクシステムの接続法を聞いてきた。その時より、父親が私の麻雀の師匠となった。

 そして、練習の甲斐あってか、初めて実践麻雀を行った際、卓を囲んでいた友人から「打ち筋が良いねぇ」と言われた。まあ、もちろん相手も中学生であるのでその評価が妥当かどうかの程度は知れるが……。

 たしか、セレクトボタンを押すと「リトライ」という文字があり、意味も分からず押した記憶がある。恥ずかしながら、当時その意味が「retry」ということまったくわからなかったのである。そのままその後、このソフトは父親専用ソフトとなっていった。

寄稿:バルガス・マルケス 男 1975年生 千葉育ち 大学関係

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