『思い出のファミコン』が本になりました
 

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グーニーズ グーニーズ
コナミ
1986.2.21発売
©1986 KONAMI

ワープするかしないかで兄と揉め

 ネズミやキツネからなぜか出現する爆弾、子ども相手に発砲する大人(フラッテリー)、そして、軽快に流れるBGMのグッドイナフ!

 当時は3面でワープするかしないかで兄弟喧嘩しました。

兄:ワープすれよ!
俺:だって4面でリュック取れるよ。
兄:爆弾2個もいらねーよ!
……と、こんなやり取りだったと思います(笑) おかげで、現在でもアイテムをフルに出しての完全クリアができるほどにやりこみましたね。

 その後、兄は他界してしまい、中古で再購入したこのソフトを今では息子と2人でやっています。

「兄貴、俺は今でも『ノンワープ』だよ。」

寄稿:クロム 男 1979年生 北海道育ち 教諭


MSX版と比べたファミコン版の衝撃

 ちょっと変則的な思い出になりますが、ファミコン大全盛の時代に、私はMSX派でした。友人と話題とソフトを共有できない悲しい時代の中で『グーニーズ』といえばMSX版でした。

 MSX版を相当やりこんだ後で友人の家でこのゲームをした衝撃はまったく忘れられません。同じコナミでありながらあそこまで異なるゲームになっていようとは。

 どちらが先の発売だったとか、製作が異なっていたのかとか、詳しいことはよくわかりませんが、同じネタで異なるゲームを作るなんてなんとなく余裕があったんでしょうか。

 MSX版のゲーム内容は、1ステージにすべての子どもがいてすべてを助けるたびにまたさらわれて、の繰り返しでした。ファミコン版は、1ステージに一人の子ども。MSX版では攻撃はパンチ、ファミコン版ではキック。爆弾が重要なアイテムである点は一緒でした。

 ハードスペックの違いなのか、ファミコン版の方がグラフィックが圧倒的にきれいで、だいぶ負けた感じがしたのを覚えています。キャラのでかさも違うんですよ。でもどちらも面白かったですね。

寄稿:kato 男 1976年生 東京育ち 会社員 ホームページ


運動靴にバネを貼り付けて「ハイパーシューズ!」

 生まれて初めて全面クリアできたゲームが『グーニーズ』でした。それまでの私、「スーパーマリオ」も8-2どまり、『魔界村』は1面であえなく死亡。『スパルタンX』は2階の火薬?で爆死。「ドルアーガ」にいたっては1階でスライムにやられる始末……。

 その私が、初めてクリアしたこの『グーニーズ』。エンディングの音楽とキレイな夕焼け?朝焼け?を目にした時の感動は忘れられません。

 運動靴にバネを貼り付けて「ハイパーシューズ!」もやりましたとも。雨合羽着た時は「これで滝の水に飛び込んでも大丈夫!」と思いましたとも! 日常にある何かを『グーニーズ』と結びつけては喜んでいた頃のことを思い出します。

寄稿:AYAX 女 1977年生 高知育ち 会社員


ゲームから映画にも入る

『グーニーズ』の元ネタは同名の映画。そんなことはみんなわかっていることなのですが、私は映画より先にゲームをやりました。映画を親戚が観に行ったらしく、おもしろそうだなとは思っていました。

 そしてある日、友だちの家でゲームの方をやることになるのですが、一発ではまりました。宝の地図をイメージさせるシンプルなオープニング、軽快でワクワクさせる音楽、そしてクリア方法はそのとおり宝捜し。ゲーム内容どうこうじゃなく、単純にやっていて楽しいというのがありました。

 後日テレビで放送されて映画のほうも見ました。ちゃんと音楽も再現されていて(逆だというのはよくわかっていますが、そのように実感したんです)、ゲームのおかげでより一層楽しく感じられたと思います。

 Wiiでできるのなら絶対に買いたいと思いますが、権利の問題とか難しいかもしれませんね。でも楽しみです。

寄稿:もよもと 男 1976年生 青森育ち 会社員


夕飯までごちそうになりながら夢中になる

 グーニーズと出会ったのは確か小学校4年生。門限が18時だったのにもかからわず、クラスメートの家で21時までやりまくり、しかも夕飯までいただいちゃって、親にこっぴどく怒られた記憶があります^^;

 しかも、うちのクラスではグーニーズごっこという意味不明な遊びまで作られました……。(どんな遊びだったか忘れました^^;) そして、あの印象深い音楽は20年近く経った今でも最後まで口ずさむことができる唯一の曲となっています(^^)

寄稿:maron 男 1979年生 東京育ち


彼女の気持ちを引き寄せ引き離す

「ああ〜。やられちゃった…。もう一回!」
「おい、もうそろそろやめようぜぇ」

 ファミコンて、なぜか女の子と一緒に遊んだ思い出が少ない。だけどこのゲームは、大好きな彼女と大学時代に一緒に遊んだ唯一のゲーム。

「ほら、ここでしゃがむとダイヤが出るんだよ」
「ここでワープすると近道なんだ」
「すご〜い。何でも知ってるのね!」

 彼女の尊敬とも、ラブ視線とも思えるその注目を浴びたい一心で、淡い子供の頃の記憶を呼び起こし、必死にクリアしてみせた。

 輝いていたあの頃・・・。だけど、その後ファミコンは、激しい彼女との喧嘩の末に地上3階の窓から放られ、2人の関係もそれをきっかけに崩壊・・・。ありがとう、ファミコン。ありがとう、グーニーズ。グッドメモリーが残せました。

 でも、喧嘩の理由が、「私とファミコンどっちが大事!」は納得いきません。クリアして見せろていうたのあんたやん・・・。

寄稿:Morris 男 1977年生 熊本育ち 会社員


マイキー役のショーン・アスティンも今や『ロード・オブ・ザ・リング』

 小学生の頃、池袋にこの映画を見に行った。確か『グレムリン』と同時上映だったような。小さい子供でも勇気があれば財宝だって手に入れられる、そんなことを教わった気がする。

 あ、ゲームか。てゆーか、映画の内容カンケーないじゃん。けど、これがオモロイんだな。パチンコをピュンピュン撃って。ファミコンミニで復活しないかな。

 さて、主演マイキー役のショーン・アスティン、今や『ロード・オブ・ザ・リング』だもんね。あのゲームでピュンピュンしてたちびっ子が、サムになる事を誰が予測しただろうか・・・。

寄稿:Vanilla Ice 男 1974年生 東京育ち 建築士


ファミコンは一日一時間

 生まれて初めて観た洋画が『グーニーズ』でした。一度好きになったらとことんハマってしまう私、映画も何度も何度も観ましたが、ファミコンも相当遊んだ記憶が。

 当時ファミコンは一日一時間、と決められていたにもかかわらず、言い訳を考えながらよく時間オーバーしてました。シンディ・ローパーの曲が大好きでした。もうファミコンは生産打ち切りって聞いて寂しい気がします。

寄稿:とろ 女 1976年生 千葉育ち OL

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