『思い出のファミコン』が本になりました
 

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ヒットラーの復活 トップシークレット ヒットラーの復活 トップシークレット
カプコン
1988.7.20発売
©1988 CAPCOM

ワイヤーアクションといえば

 小学生に頃に中古ソフトで購入。説明書もない状態だったので、操作もわからず、主人公がジャンプできないというもどかしさ。ですが、やっとワイヤーに慣れた頃にはすっかりゲームにハマっていました。

 ただ、当時小学生だった僕はエンディングは見られず、いとこにあっさりとクリアされてしまったのが悲しい思い出ですが、このあいだ久々にプレーし、エンディングを見ることができました。

 懐かしさと、良いゲームは時間がたっても良いゲームなんだな、と思ったのでした。ちなみに、僕の中でもワイヤーアクションといえば、「海腹川背」ではなく、「ヒットラーの復活」です。

寄稿:SEVEN 男 1978年生 青森育ち 介護士


主人公が1ビットたりともジャンプしない

 このゲームはヨドバシカメラ新宿西口店で、\3,980くらいで買った記憶がある。大体、元々のアーケード版のゲームの題名とは異なる「ヒットラーの……」などという安直な企画と題名が、一歩間違えるとクソゲー扱いになるはずだったと思う。

 しかし、それを考えなければゲーム自体の出来は非常に秀逸。このゲームの特徴の、主人公が1ビットたりともジャンプしない、というこれまでのゲームを逆手にとったものは当時非常に興味を引き、その代わりである“ワイヤーアクション”を楽しんだものだ。

 このゲームも決定的に難しいわけではなく、適度な難易度に仕上がっていたと思う(私がエンディングまで行けたのだから)。しかも失敗しても、実質無限コンティニューと同じ場面があったから、それにも助けられたものだ。

 このゲーム、ファミコンとしては後期の部類にあたるものだけに、非常によくできたゲームだったなあ、と回顧するのである。

寄稿:eric_brea 男 1965年生 東京育ち 会社員


はじめて買った中古ソフト

 これは、当時大学生だった私がはじめて中古で買ったソフトでした。まだ「中古ソフトの販売」というものが定着していなかった頃(なんせ田舎なもので・・・)、のちに中古ソフト関連の訴訟でメーカーと争うことになる某ソフトショップの店鋪が私の通う大学の側にあり、そこで箱&説明書つきのこのソフトを購入しました。

 なにせ昔のことなので、いくらで買ったかはもう忘れてしまいましたが、はじめて定価よりも安い価格でソフトを買えた嬉しさは、今でもこのソフトを見るたびに思い出されます。

 さらに言えば、このソフトが今でも隠れた名作として(一部で)高い評価を受けていることに、根拠のない優越感と幸福感を覚えるのです。

 私的には“ワイヤーアクション(香港映画で使われてるやつではなくて)”の元祖はこの「ヒットラーの復活」です。「海腹川背」ではありません。

寄稿:風雲再起動 男 1971年生 岡山育ち 会社員


ワケあって適当に選んで買ったソフト

 私にとってこのソフトは、青春の小さな傷を思い出させるソフトです。

 当時小学生の私は、親たちの身勝手さがとても嫌いでなんとか復讐してやろうと思い、母の財布からお金をくすねてファミコン本体とこのソフトを買いました。正直あまりゲームとかやってなかった私は、現金が物になれば金は戻ってこないだろうと勝手に考え、適当に選んで買いました。

 買ったからには少しやろうと説明書も読まずにゲームをやり始めたら・・・ジャンプができん! しかもなんかロープでプラプラ・・・。ゲームはスーパーマリオみたいな感じとしか考えてなかった私は最初戸惑いましたが、ゲームの世界感にドップリはまり、苦労して最終面まで行き・・・あのスプラッタなエンディングを真っ暗の部屋の中で見たときはかなりびびりました・・・。

 後日母親の財布からお金を取ったことがばれ、親父にスプラッタにされました。

寄稿:チャーリーホリデイ 男 1974年生 鹿児島育ち 会社員 ホームページ

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