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ホーリー・ダイヴァー ホーリー・ダイヴァー
アイレム
1989.4.28発売
©1989 irem corp.

鼻っ柱を粉砕された難易度高いアクションゲーム

 中学生の頃、ある懇意にしていた店員さんのいる玩具店に行った時のことだ。その店員さんの友人もたまたま来店しており、その人があれこれとすすめてくれたなかにこのゲームがあった。ただ、パッケージイラストが印象的だったものの、その時は買うまでにはいたらなかった。

 あとになって中古で手に入れたのだが、その異常な難易度の高さになかばあきれ気味だった。1面こそほんの小手調べといったところだが、2面、3面と進むごとに徐々にその牙をむきはじめ、嫌気がさすほどの敵の猛攻は、攻略法の発見が必要なのはもちろんのこと、とにかく集中力、正確な操作、そして運が必要とされる。

 アクションゲームには多少なりとも自信を持っていたのだが、鼻っ柱をへし折るどころか、粉々に粉砕されたような気分で、これだけはどれだけやりこんでもクリアできる気がしなかった。

 これを書くに当たって、久しぶりにやってみたのだが、序盤で挫折する始末。ファミコンのアクションゲームでは最高に近いぐらいの難易度ではないだろうか。

寄稿:KK 男 1976年生 愛知育ち 自営業

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