『思い出のファミコン』が本になりました
 

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失われたメッセージ ロストワード・オブ・ジェニー 失われたメッセージ ロストワード・オブ・ジェニー
タカラ
1987.3.25発売
©TAKARA CO.,LTD.1981,87

女の子向けゲームのはずが……

 箱にはジェニーの写真がついていて、カセットの色もピンク系のカラー、その題名からもまさに「女の子向けゲーム!」という感じですが、中身は全然違ってました。

 いろいろなステージをクリアしていくというアクションゲームだったのですが、そのステージが不気味で、不気味で……。宇宙や古びた洋館、巨大な花が咲いているステージなどがありましたが、どれもダークな感じで、当時純粋な少女(?)だった私にとっては、かなり恐ろしいゲームでした。

 巨大な花のステージは、色的には鮮やかだったのですが、なんかその花が気持ち悪い……。しかも、しょっちゅうボス戦があり、戦うごとにボスの数が増えるという始末。ボスの姿は、ツノの生えたガイコツといった感じでした。ポケモンのカラカラをさらに不気味にしたような姿といえばわかりやすいかもしれません。

 なぜに、華やかなお人形であるジェニーが、こんな薄気味の悪いゲームの中で、しかも敵に蹴りをいれたり、殺虫スプレーのようなものを武器に、不気味な敵と闘うとは……。

 あまりにも恐怖感いっぱいのゲームだったので、夜には絶対遊ばないようにしていました。今やってみると、どうなんでしょう? やっぱり、不気味かなぁ?

寄稿:午前2時 女 1980年生 徳島育ち


「そない銭、銭言うて、銭欲しいんか?」

 その名のとおり、リカちゃん人形と人気を二分するかつてのバービーこと、ジェニーちゃん人形が主人公のゲームです。確か新品なのに980円というバーゲン特価で晒されているのを見て買ってしまったかと思います。

 あのジェニー人形がとにかく動く動く! 敵にパンチ!キック!スプレー噴射!!と勇ましく闘います。面クリという形ではなく、マップ上からステージに入り、サブタイにある「メッセージ」のアルファベットを集めていき(自分でメモっておかないといけない)、揃ったら自分で打ち込んでエンディング、でした。

 ゲームのBGMにもなっているジェニーのテーマ曲(実際にある)を口ずさみながらプレーしていたら、後ろから祖父に「そない銭、銭言うて、銭欲しいんか?」と言われたことも、今となってはいい思い出です(笑)。※ジェニー、が銭に聞こえたらしい。

寄稿:さくら 女 1976年生 大阪育ち 主婦

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