『思い出のファミコン』が本になりました
 

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探偵神宮寺三郎 時の過ぎゆくままに・・・ 探偵神宮寺三郎 時の過ぎゆくままに・・・
データイースト
1990.9.28発売
©1990 DATA EAST CORP.

あの時理解できなかったゲームが大人になって理解できた喜び

「振り返る思い出に思わず笑みがこみあげてしまった」
そんな感じのゲームってたまにないでしょうか。『時の過ぎ行くままに・・・』は、俺にはそんなゲームです。

 リアルタイムの小さいころには難しすぎたゲームでした。落ち着いた雰囲気のBGMに、過去を振り返る神宮寺三郎。物語の舞台が何故全編を通してセピア色なのか、それもあんまり理解できなかったくらいですし、制作者が練りに練った人間模様、あるときは必要な嘘等、当時小学生では解るはずないんですね。ただゲームが前に進行していく事が楽しくって、ゴリ押しで進めていったのは、他のゲームとあんまり変わらない所かもしれないですが。

 年齢的に大人になってから小さい時を思い出すように、年をとって痛んでしまったファミコンを取り出して、RFスイッチを修理して、このゲームをやってみたんです。新宿中央公園から都庁が見当たらない所とかにもろ時代を感じながら、今度はストーリーを味わいました。言葉にしづらいほのかな喜びで、ハッピーエンドを満喫する、いい時間を過ごせました。

寄稿:M Under16 男 1981年生 大阪育ち 学生 ホームページ

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