影の伝説
タイトー
1986.4.18発売
©1986 TAITO
木から木へ飛び回る浮遊感
リアル志向のグラフィックが好きでした。木の色が変わっただけでも季節感が感じられ、渋さというか、ワビ・サビに通じるものが感じられた稀有なソフトです。
またこのゲーム独特の操作感も優れモノ。木から木へ飛び回る浮遊感がたまらなく好きで、ピョンピョン飛び跳ねてばかりいた覚えがあります。姫と天守閣から飛び降りるシーンも気持ちいい。やっていて「風」を感じましたよ私は。
笑えるのが何度助けてもアッサリさらわれてゆく姫。影も影で、さらわれた後に絶妙の間で「えぇ!?」と言わんばかりに立ち止まるのです。そんな影に何度もツッコんだことが……(フッ)。忘れられませんね。
寄稿:knockout0519 男 1972年生 群馬育ち 店長
アゴが割れてました
「かげでん」は、TVのCFで初めて知りました。何故か「行けぇ〜!」と、敵味方役のタレントがみんな一緒になって言ってたような。ショップでジャケットを見たら、「影」のアゴが割れてました。イタリア人みたいに。でも買いました。
とにかくスピード感があったのが新鮮で、刀振り回しながら、十字キーの左上・右上のどちらかを押しっぱなしにして、木から木へと飛び移るのが楽しかったです。そして僅かなスキに敵の手裏剣がつきささり、「ちゃららら〜ん」というヤラレ音とともに着地「ぱたっ」というのがリアルでした。
忍者ゲームは進化し、20年経った私は、今は自宅でプレステ『天誅』にハマっています。「力丸」に「影」を重ね合わせながら。
寄稿:sanchez 男 1974年生 大阪育ち 会社員
跳躍力を駆使した動きが新鮮だった
忍者だけあってその跳躍力を駆使した動きがとても新鮮でした。僕は16連射ができる連射コントローラー(ハドソン製ジョイカード)をつなげて連射で剣を振り回して、手裏剣をハジきつつクリアしたものです(赤忍者のけむり球にはやられますが……)。
もうひとつ心に残っているのはカセットにデザインされている姫の顔ですね。なんだか「いやらしい」顔をしています。自分が影だったらおそらくこの姫は救出しないでしょうね(笑)。
寄稿:ミハル・ラトキエ 男 1975年生 長野育ち 無職
蚊取り線香さながらの忍術
アイテムをとって、さくさく敵忍者を倒せるのがよかったですねぇ。八方手裏剣や、技名は忘れましたが、巻物を取ると、画面に現れる忍者が次々に落ちてくる忍術。まぁ、蚊取り線香さながらでしたよ。
何より驚いたのは、お城の最上階から姫を助け出したあと、主人公である「影」とお姫様が跳躍するのですが、長い長い・・・。いったいどのくらい、君たちは落ちていくのか。しかもお姫様、見事に着地だ。姫、強いのでは?
寄稿:Masanobu.M 男 1973年生 熊本育ち 教室経営
ギターの練習にはちょうどいいBGMでした。
当時ファミコン自体がかなり浸透し、様々なゲームが登場する中、この『影の伝説』は目新しさが殆どなかったような気がします。今までのアクションゲームのキャラを変えた程度ってのが最初の印象でしたね。でも逆に、難しい操作もなく単純に楽しめるってのがこのゲームの魅力かも。
突然飛んで来る火炎放射(?)や、敵の城で階段を昇ってるつもりがただの斜めジャンプだったりと、クリアしたときより失敗した方が印象に残りましたね。
実はこのいかにも忍者っぽいBGM、ギターでコピーして弾いたことがあります。練習にはちょうどイイ曲でしたよ。新しいギターテクニックを身につけたりすれば、自分で曲をアレンジしていったりして。もし僕がギターの教則本を作ればマチガイなくこの『影の伝説』を取り入れますね!
寄稿:ライデン 男 1974年生 大阪育ち 企画戦略部署兼任営業担当
⇒あなたも思い出コラムを書いて送ってみませんか?
|