『思い出のファミコン』が本になりました
 

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きね子 きね子
アイレム
1986.11.28発売
©IREM 1986

左親指は十字キーの跡

 私が今までゲームをしてきた中で、これほど印象が残っているゲームがあるだろうか。今でも完全移植を大きく希望したい。

 まず、ディスクシステムなのが懐かしい。エンディングになる前に「Aメン ニ シテクダサイ」とか出るのが懐かしい。それはともかく、このゲームは操作性が悪く、いつもクリアするたびに左親指は十字キーの跡が残っていた。必死になってひたすらやって、少しでもクリアタイムを早くするためにがんばった。

 一面の「レーダー」の右下が間違えているときの時間ロスが今でも懐かしい不朽の名作だと信じてます!

寄稿:ヨーヘー 男 1982年生 福島育ち 自営業


「せつなさ」を教えてくれた追憶のパズルゲーム

 彼女の特徴はなんと言っても「地味さ」。

 ただひたすら絵を完成させるだけというゲーム内容からしてそうなんですが、シンプルに構成されたゲーム画面、苦労して完成させても華やかさのかけらもない絵、絵に調和しつつもどこかせつなさが漂う無機質なBGMと、今日のゲーム環境からは隔世の感があります。

 しかし、単調なだけに頭にこびりついて今も離れない「BGM」、1秒でも早く完成させたいと勝手に一人で熱くなれる「タイムアタック」、そして最終面「RECOLLECTION」(青空にただ粉雪が舞う絵)48ピースの絶望的な難易度・・・どれも忘れられません。

  ゲームを面白いと思える要素である「単純さ」と「やり込み」を兼ね備えた、心に残る名作です。

寄稿:Curator F 男 1971年生 東京育ち 団体職員 ホームページ

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