『思い出のファミコン』が本になりました
 

思い出のファミコン_トップへ


ラグランジュポイント ラグランジュポイント
コナミ
1991.4.26発売
©KONAMI 1991

ウィンドウウォッシャーを溶液銃に見立て

 友だちに借りたRPG。荒廃した未来の地球の話……、だった気がした。

 「ドラクエ」とかを経験した後でしたが、武器の種類の豊富さや登場するキャラクター、建物など、正に未来を感じさせるメチャ面白いソフトでした。世界観がすごくリアルで、今、もう一回やってみたいソフトのひとつです。

 溶液銃っていう武器があったのですが、友だちとふたりで父の車に乗り込み、ウィンドウウォッシャーを出しまくって「溶液銃〜!!」と遊んでいたのを思い出します。

寄稿:駿河の国の者 男 1980年生 静岡育ち 販売員


「カズのおまもり」

 普通にゲームを進めてもおもしろいのだが、あるひとつのサブクエストが自分にとって印象が深いモノがある。

 カズという名の見張りがいて「お母さんに会いたいな」というもので、某ベースにいるカズのお母さんに会い、アイテム「カズのおまもり」を預かる。それをカズに届けるものなのだが・・・、その時にはカズは同僚の見張りをかばって死んでしまっていたのだ。

 「カズのおまもり」は一定時間、敵を出現させない効力があり、ラスボスに向かう場所で使用すると、とても助かるアイテムなのだ。使用する時には少々、戸惑いも正直ありましたよ。

 手持ちファミコンソフトの中で1、2を争ういいゲームです。ゲームの中での人とのかかわりが強いのも特徴のひとつなのでは、と思う。音楽もいいし。ただ、ソフトの縦が長くてファミコン本体とちょっと合わなかったかも。

寄稿:47418 1976年生 東京育ち ホームページ


諸刃の武器

 複数の宇宙コロニーを股にかけた壮大なSF物語。舞台設定もかなり斬新だったが、それ以上にハマったのが武器合成システム。これは弱い武器同士を合成して、より強力な武器を生み出すことができるというもので、ヘボい武器を山ほど購入しては、ひたすら合成を繰り返していたものだから、いつも金欠でなかなかゲーム本編が進まなかった。

 おまけにこのゲーム、武器を使うとそのたびにエネルギーが減っていく。ラスボスとの最終決戦に挑んだ際に装備した最強の武器は攻撃力も凄まじいけどエネルギーの消費量も半端じゃなかった。エネルギー回復薬を持てるだけ持ち、無駄な戦闘を極力避けて、どうにかボス戦まで持ち込んだはいいものの、ヒットポイントよりもエネルギーの方が先に切れそうでハラハラした記憶があります(笑)。

 子供のゲームでありながら、様々なジレンマをも体験させてくれた、奥の深いソフトでした。

寄稿:yuusuke 男 1978年生 東京育ち 地方公務員


エネルギーを消耗する攻撃システム

 宇宙を題材にしたコナミ会心のRPG、それが『ラグランジュポイント』だ。「ドラクエ」ライクな土台にサイバーチックな演出。当然、当時の私の心は弾んだ。

 攻撃するたびにエネルギーを消耗する斬新なシステム。これさえなければ・・・。最後のボスが強すぎてエネルギー不足で倒せない。何度やっても倒せない。バランス考えろよ、コナミ。クリアできると信じて何度もトライした私の青い夏を返してくれ・・・。ていうか、返してください。

 続編、出ないのかな。出るのなら今度はクリアさせてくれ。お願いします。

寄稿:奈々 女 1977年生 香川育ち

あなたも思い出コラムを書いて送ってみませんか?