『思い出のファミコン』が本になりました
 

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デジタルデビル物語 女神転生 デジタルデビル物語 女神転生
ナムコ
1987.9.11発売
©1987 NAMCO

交友関係にも役に立った

 中1の秋にプレーし始めて、クリアしたのは中3の秋か冬だったと記憶しています。ヒノカグツチの剣へたどり着くまでの落とし穴の場所を友だちに教えたりと、交友関係にも役に立ちました。

 クリアするのに2年近くかかったんですけど、やっぱり難しくて、途中で止めてしまったりして、ほったらかしになっていて、それでも攻略本ではあのようなエンディングがあるから、とまたプレーし始めて……。とそんな感じでした。でもその分忘れられないエンディングがあるゲームですね。

寄稿:sato 男 1974年生 青森育ち 無職


祖父が私にエンディングを見せようと

 発売当時、主人公が剣を持って鎧を着た勇者ではなく、普通の高校生であるというところが、とても変わっているなぁと思っていました。手に入れたものの、迷路も悪魔合体システムも全然わからず、手も足もでない状態でした。そのまま何となく祖父母の家に持っていって、存在を忘れていました。

 しばらくして祖父母宅に行ったら、祖父が「見せたいものがあるから」と、テレビの前に私を連れて行きました。見るとなんとラスボス直前。ファミコンの横にある広告の裏には、手書きの地図がびっしり書いてありました。祖父は私にエンディングを見せようと頑張ってくれていたのです。見ることはないのだろうとあきらめていたので、とても感謝しました。

寄稿:ミンストレル 女 1980年生 神奈川育ち 主婦


10年越しのリベンジ

 当時、近所にいた先輩の家に遊びに行くと、そこの一番上のお兄さんがやっていたのを憶えています。たぶん借りて遊んだと思いますけど、ゲームはほとんど攻略本に頼らないし、ゲーム雑誌も買わないのが自分のスタイルだったのですが、全然歯が立たないゲームでした。

・まず、3Dダンジョンである事でかなり迷う。
・仲魔の合体で、間違えて弱くなってしまう。

 結局は、ミノタウロスを倒したくらいで断念。月日は経ち、10年後。ふと急にやりたくなってしまい、当時とは違ってネットで攻略サイトもあるのでこれを見て10年越しの再チャレンジ。見事にクリアできました。

 しかし、このゲームは攻略手順が分かっていても相当つらいです。同じように、断念した人は再チャレンジしてみると面白いかもしれません。

P.S. エナジードレインの魔法を受けた時は本気で死ねました^^;

寄稿:にゃら 男 1979年生 愛媛育ち IT関連


背徳的雰囲気が漂う

 主人公は正義の味方の勇者であり、世のため人のために動くという典型的RPGとは違い、悪魔、迷宮、合体と、とにかく背徳的雰囲気が漂う空間は何者にも変え難い面白みがありました。

 やっちゃダメだよって言われたことをやってるみたいな、子供のあまのじゃく的部分をうまくついたシステムだったと思います。

 このゲームの難しい所は、仲間になった悪魔は成長しない所です。そのため努力でどうにかなるのは主人公たちだけで、仲魔はどうにか合体で強くさせなければいけないという部分に悩まされた覚えがあります。

 制約が多く、クリアできるギリギリの難易度であることは疑いようもありませんが、クリアした時の喜びは他のゲームとは比べものになりませんでした。

寄稿:新星 男 1985年生 群馬育ち 大学生

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