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メタルギア メタルギア
コナミ
1987.12.22発売
©1987 KONAMI

ゲーム性を理解できたときの感動

 僕がこのゲームを手に入れたのは中古販売ショップでした。たしか300円くらいになっていたと思います。パッケージも説明書もなく、どんなゲームかも知らなかったけれど、「コナミブランドに間違いなし!」と勝手に思い込み、勇気をもって購入しました。

 いざ家に帰ってゲームをスタートさせると……。ふむふむ、敵をなぐりまくってクリアしていくのかな? ふむふむ、犬はサッと近づいて1匹づつなぐり倒していくのかな? ……っていうか、全然先進めんヤン!! なんかビックリマーク出て襲ってくるし!! しばらくそんなことを続けてました。

 ですが、何回も繰り返すうちに……、「おや? こいつ、うしろから近づくとこっちに気づかない?」「あれ?もしかして……視界の概念があるのか!?」みたいなことに気付きました! そして感動しました<(_ _)>

 まるで、『ゼルダの伝説』の迷宮で、「ん? 壁にヒビが入ってる……これ、俺だったら爆弾でこわしたいな〜。ま、でもゲームだし、いや、でもためしにポン、と……ドガン!! ピロピロピロピ〜。」「マジかよ!!」の時みたいな感動でした! 

 『メタルギア』をやって潜入の興奮と楽しさを知った人は多いはず。そして僕も、学校やできたてでオープンしていないマンションに忍び込んで、教員や管理人からみつからないようにする「メタルギアごっこ」をしてました。

寄稿:CHO 男 1973年生 愛知育ち デザイナー


小学生には理解できなかった

 当時、敵をバリバリと倒すゲームが主流だったのだが、『メタルギア』は、敵に見つからずというのがコンセプトのゲーム。当時、小学生の私にはそんなコンセプトは分かるわけもなく、寝ている犬にパンチ攻撃→囲まれて死亡。敵兵をピストルで撃つ→応援を呼ばれ囲まれて死亡。こんなことの繰り返しで、クソゲーのレッテルを貼ったのでありました。

 しかし、PSで『メタルギアソリッド』が出て、ようやくその面白さがわかり、ファミコンを引っ張り出して、またプレーしました。結局、最後に『メタルギア』の破壊方法を教えてくれる博士の居所が分からず、あと一歩でクリアは逃しましたが、小学生の頃に分からなかった面白さを感じられました。

 今、携帯で『メタルギア』、『メタルギア2』ができるみたいなので、もう一度プレーして、エンディングを見たいです。

寄稿:イト戦 男 1975年生 佐賀育ち キックボクサー ホームページ


「メタルギア」シリーズの進化とともに自分も成長していた

 これに出会ったのは小学校5年のクリスマス。某ファ○マガでゲーム画面を見て、子供心に購入を決意。当時BPSから出てたコントローラーとセットで大購入(以後、メタルギアだけはこのコントローラーがないと出来なくなった)。

 当時はストーリーも解らず、迷路の森で迷い、小学生のため自制心もなく弾切ればかりを起こしていた。さらに、MSX版をやっていた友人にヒントをもらうが、ファミコン版では変更がなされてありまったく使えず、最大の魅力である「潜入」を無視して、敵に発見されまくりながらも、何とかクリアーした記憶がある。

 そして、PSで『メタルギア ソリッド』が出たときは感動と共に徹夜で遊び、『メタルギア ソリッド2』がPS2から出ることが、PS2本体を買う動機になったほど。気がつけば、『メタルギア』から続くストーリーやメッセージも理解できる歳になってた。本当に好きなゲームだなって思う。

 「スネーク!キコエルカ!スネーク!」(確かファミコン版はカタカナ表記)この言葉を何度聞いたことか。でも、その分だけうまくなれたんだと思う。

寄稿:TOMI 男 1976年生 佐賀育ち 公務員

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