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信長の野望 戦国群雄伝 信長の野望 戦国群雄伝
光栄
1990.2.3発売
©1990 KOEI

クリアのパターン

 『信長の野望 全国版』からの続編。兄貴と金を出し合って購入。武将が登場し、当時としては画期的なシステムでした。全国版は兵力が物を言うのに対し、群雄伝は強い武将を集めることがクリアの近道です。

 正直、かなり簡単なゲームでした。おもに長宗我部でプレー。まず三好義賢を捕らえて教育し、軍師にする。その後本拠地を内政し、しばらく国力を蓄えて三好の本拠地を叩く。そして鈴木家を脅迫し配下に収め、中国へ進出しそのまま東進→クリアの流れになる。

 どの国でプレーしても、まず強い配下を捕らえて家臣にし、東か西を押さえてそのまま中央へ進むと簡単にクリアできます。敵が強い場合は野戦で夜に奇襲をかけると簡単に勝てます。そういや明智光秀を配下にし、君主を殺して光秀でプレーとかやってたっけ。

寄稿:五分刈刑事 男 1977年生 北海道育ち 公務員


寝て待つ「滅亡ゲーム」

 光栄シリーズは友だちとプレーするのが醍醐味です。というか、今考えるとよく内政をコツコツやれたと思うw。対戦なのに。

 思い出に残ってるのが、群雄伝の謙信はめちゃくちゃ強くて、一人でもどんどん戦闘に勝ててしまう。友だちの一人がいつも謙信で、北陸を制圧しまくってたなぁ。

 あと、自分たちだけで流行した遊び方だったのが、「滅亡ゲーム」。ルールは簡単。どこが一番早く滅亡するかを当てるだけだ。たしか弱かったのが、「里見」と「波多野」と「姉小路」だった。あと、「神保」とか「朝倉」なんかも候補にあったような。で、みんなデモモードでずーっと寝てるんです、なぜかw。

 そして、戦闘の合図の「スターン!」ていうジングルが鳴ると、みんな一斉におきるんです。で、「うわー波多野か!」みたいなw。あのころは本当楽しかったなぁ。またみんなで集まって「滅亡ゲーム」やりたいです。

寄稿:クロマニオン 男 1974年生 埼玉育ち


一国一城の主から

 私の初めての信長です。値段が高くてソフトが普通サイズじゃなかったのが、「我が道を行く」というかんじでかっこよくもありました。

 小学生の私がそのソフトを知ったきっかけは『ファミコン通信』の特集記事でした。日本地図に分布する信玄や信長などの大名の顔グラフィックとその大名の説明などが書かれていました。

 それまで戦国時代を時代劇スペシャルのひとつとしか認識していなかった小学生には衝撃でした。テレビドラマだと武田信玄なら武田信玄、織田信長なら織田信長を主人公にしたものが作られます。その主役級の戦国大名が勢揃いで、しかもプレーする大名を選べるというのが感動でした。しかも数百人の武将まで登場するなんて。たとえば、山本勘助なんて初めて知りました。へー軍師なんだって感じでした。

 ゲーム内容もとても面白かった。騎馬隊や歩兵隊や鉄砲隊を動かして戦争をするのがとても楽しかったです。音楽も良かった。高級感がありました。初プレーは信長だったような気がします。今見ると武将などの顔グラフィックがあっさりしていますが、あの時分は、「へーこんな顔してるんだ」と感動していました。

 その頃から今でも、プレーする大名は一国経営の大名、というポリシーを持っています。自分で増やしたわけじゃない国を再編成するのに何か違和感があるんです。だから実は武田信玄でプレーしたことがありません。初回から複数の国を持っているのはナンセンスですね。一国から増やしていくのが楽しいんです。終盤のシナリオでも河野氏とかでプレーしていましたね。あ、今もですけど。

寄稿:008 男 1978年生 大阪育ち 会社員 ホームページ


歴史の授業が大好きになった

 今考えても「このゲームによって私は大きく変わった」、そう言えると思います。なんといってもこのゲームで歴史の授業が大好きになったくらいですから。

 信長、信玄、謙信、家康といった有名な武将が出てきて、一人一人個性ある能力でゲームを面白くしてくれます。そして、伝家の宝刀「米取引」で金持ちを目指すも良し、貯めた金で武将を教育して最強軍団にしたり、といろんなことをしたものです。でも、普通に天下統一したことはありません、なんか弱小国なんかを見てると潰したくなくなるんです(例えば里見氏とか)。

 いろんな武将をこのゲームで知りましたが、ひとつ言いたいのは細川藤孝さん、あんた顔怖すぎ……。

寄稿:ティアンム 男 1982年生 三重育ち 大学生


ビープ音に毛が生えたようなBGMや効果音

 光栄信長シリーズ2作目ですね。友だちの家でよくやっていたのですが、とにかく戦略性が高いゲームだなってのが第一印象でした。もぉ、友だちと気が狂ったかのようにやっていたせいで、戦略性が高いために先に考えてから行動するようになったり、ひねくれた考え方や物の見方を覚えたのかもしれません^^;

 やりまくったせいでしょうか、いまだにビープ音に毛が生えたようなBGMや効果音が思い出せます。使う大名によるBGMの違い、他国に攻め込むときの効果音“ダーーッダッダッダッ”や捕らえた武将が配下にならず斬首のときの音“バーボ”(少なくとも友達とワタシはこう聞こえていた!^^;)など・・・。

寄稿:陳宮 男 1978年生 福井育ち 会社員


受験シーズンにかなり遊びつくした

 信長の野望シリーズで初めて武将が登場したシリーズです。それによりぐっとゲームに厚みが増しました。攻略も慣れると簡単で、有能な武将を確保して人海戦術で攻めればだいたい勝てます。様々な大名で天下統一を目指した記憶がありますね。受験シーズンに(笑)。

 また、通常のプレーに飽きてくると、ひねくれた角度からのプレーを試みたりしました。例えば信長を捕獲して自軍の配下に加えるも、すぐに解任します。すると哀れ信長は各国を放浪した後、「そなたの軍に加えてくだされ」などと、信長にはあるまじき謙虚な態度で仕官をしてきたりします。これだけでも笑えるのですが、そのときに秀吉あたりの軍師が「どこぞの馬の骨ともしれぬものですぞ」なんてぶっ飛んだ助言をしてくれたときには、腹がよじれるほど笑わせていただきました。

 そのほか、「誰が一番長生きするか選手権」を開いて、ただ時の流れを見ているだけのプレーをするなど、かなり遊びつくしたソフトでしたね。受験シーズンに(笑)。

寄稿:アキラ 男 1972年生 埼玉育ち 営業 ホームページ

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