『思い出のファミコン』が本になりました
 

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おぼっちゃまくん おぼっちゃまくん
テクモ
1991.4.5発売
©小林よしのり ©小学館 ©テレビ朝日 ©TECMO,LTD. 1991

チャンシーを出し抜いたときの快感こそ

 アニメ『おぼっちゃまくん』を題材にしたボードゲームで、兄弟でハマってプレーしていたのを覚えています。さまよちゃんという女の子の話に出てくるアイテムを、世界中を飛び回りながら探し出し、プレゼントとして彼女の元まで持っていくというサイクルを繰り返し、最終的にさまよちゃんのハートを射止めたプレーヤーが勝ち、というルールだったと思います。

 特に印象に残っているのは「チャンシー」というキョンシーのような風貌をしたCOMキャラでした。こいつがとにかく卑怯くさい奴で、僕らプレーヤーは通ることができない地形(海、岩山等)を普通に歩いていけるし、空港や港を使って外国に移動する場合、2〜3日掛かるところをたった1日で飛んでいったり、体力回復アイテムを無限に持っていたりと、こいつを入れてプレーしてた時はかなりムカついてました(笑)。

 兄弟でやる時も、「こいつイヤだよね〜」「きたないよな」と何度も悪口を言ったものです。このチャンシー(×4)と対戦して、うまく出し抜き、さまよちゃんのハートを射止めた時は、本当に気持ち良くうれしかったです。

寄稿:藤村ちか親衛隊 男 1987年生 大分育ち 学生

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