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北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ 北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ
アスキー
1987.6.27発売
©1987 ARMOR PROJECT/©1987 LOGINSOFT

リアル「オホーツクに消ゆ」巡りが毎年恒例に

 あれはまだ私が中学二年の頃、世は「ドラクエ1」と「FF1」に狂喜乱舞していた頃だったと思います。クラスメートの友だちが、「面白いゲームがあるから貸してやるよ」というので、早速家に帰って遊んでみたのがこの「オホーツクに消ゆ」でした。

 コマンドを選択しながら謎を解いてくという、まるで2時間ものの極上サスペンスを彷彿とさせるストーリー。最初の事件は東京で起きるのですが、「どこがオホーツクなんだよ!」とボヤいてると、手がかりが北海道にあるというところで、初めてオープニングが流れる。私はこの手法に見事にハートを打ち抜かれてしまいました。

 まだ行ったことのない、神秘に満ち溢れた北海道という土地。何度も何度もクリアして、ついに買ってしまった本ソフトと、北海道の観光ガイドブック(笑)。ゲームをしながら、「あーここが摩周湖か、世界一の透明度か、すげーなー」とかひとりごとを言いながら、毎日「オホーツクに消ゆ」。そして中学三年の時に、「紙上旅行クラブ」という部に所属し、「オホーツクに消ゆ」めぐりと題して、11泊13日の旅程を完成させたのも今では良い思い出です。

 そしてあれから二十数年、毎年欠かさず夏休みは、北の大地へリアル「オホーツクに消ゆ」巡りを実施しております。

寄稿:まろ 男 1973年生 群馬育ち サッカー評論家


地元だけに知ってる地名がたくさん

 サウンドといい、シナリオ構成といい、子どもながらに丁度いい緊張感たっぷりのゲームでした。地元、北海道でプレーしてましたが、もともと知ってる地名がたくさんあり、もう1度行く機会があった時にゲームを思い出したりしましたね(笑)。

 18歳まで実家の札幌在住で、今は関東に住んでますが、このゲームをやればきっとすぐに休みを取って北海道観光に行きたくなること間違いなしでしょう。

 北海道は羽田空港からたったの1時間ちょっと。北海道に行く前にこのゲームをお勧めします! クリアに時間はかかりますが(笑)。

寄稿:ひろ 男 1974年生 北海道育ち 会社員


事件のつながりに感動

 昔からRPGや探偵モノが大好きだった私は、この「オホーツクに消ゆ」が発売されたときは即買いでした。

 そのころはまだ北海道に行ったことがありませんでしたが、このゲームをやるうちに北海道に興味がわき、地図を広げてみたりしました。

 後に北海道に行ったのですが、知ってる場所が多くあり、とても楽しめたのを覚えています。網走刑務所で「ニポポ人形」も買いましたよ! 目の下に傷はありませんでしたけど……(笑)

 このゲーム、とにかくおもしろかった。うまく表現できないけれど、とにかくハマった! ストーリーも深い! いろんな事件のつながりが分かったとき、「おおおー、そうだったのか!」と、とてもとても感動しました。

 もう一度やりたい! ぜひみんなにもやってもらいたい! 本当にオススメのソフトでした。ちなみに、つまるたびに必死にブラックジャックをやったのが懐かしいです。

寄稿:もりりん 女 1975年生 大阪育ち 主婦


例年北海道だった修学旅行が……

 中学生の時に夢中になっていました。シナリオの内容よりも、北海道をあちこち飛び回るのがとても楽しくて。ファンタジーばかりのゲームが溢れていたなか、これほど現実味を帯びているゲームは新鮮でした。

 地元の中学の修学旅行は毎年北海道で、もう既に行っていた姉、兄の話から、とても楽しみにしていました。が、私の学年から東京に……! ディズニーランドよりも、「オホーツクに消ゆ」の北海道、札幌の街並を生で見たかった……。

 これを機にどんどん北海道への憧れは強くなり、とうとう進学を札幌に。そして結婚するまで10年近く、念願の北海道に住むことができました。

 今はもうファミコンもカセットも持っていないのですが、何十回も遊んだので、音楽も絵もすぐに浮かびます。「オホーツクに消ゆ」が私の中では一番忘れられない、思い出に残るゲームです。

寄稿:クーコ 女 1976年生 青森育ち 主婦


やっとタオル取ったら親が帰ってきてリセット

 なんといっても、和琴温泉での裏技ですよ。中学2年になってたはずの小生、何とかタオルを取りたくて、やっと取ったら親が帰ってきて、恥ずかしくてリセットしてしまい、せっかくのスンバらしい裸体をまったくもって堪能できなかった思い出が御座います……。はっきりいって、今AV見たって、そのときほど興奮しませんよ。

 甘酸っぱい、汗臭い中学の青春のにおいがするソフト。今でもたまにひっぱりだしてやってますよ。今度は彼女に見つかんないように、画面の彼女のタオルを脱がしております。

 音楽が秀逸すぎるっていうか、この頃のゲームの音楽はすばらしすぎる!! 想像力がこれだけかきたてられるのは一体なぜだろう? 

 小生、北海道に住んでました。最高です。冬はしばれるけど。今年の秋にまた行きたいですね……!

寄稿:櫻井 正幸 男 1973年生 群馬育ち サラリーマン


中学校の読書感想文として提出

 忘れもしません。私は中学校の夏休みの読書感想文の宿題で、「オホーツクに消ゆをやりおえて」という題で提出しました。よくできたシナリオ、グラフィック、BGM、すべてにおいて私を魅了し、エンディングの感動が忘れることができず、堂々原稿用紙5枚の大作として、先生に提出しました。

 「もしかしたら怒られるんじゃあないか」という不安をよそに、先生は受け取ってくれました。今思えば、先生に感謝しています。あれから約20年、いまだに念願の道東には行ってません。知床五湖、野付岬、紋別、網走、北浜……あの景色を一度見てみたいと今も思っています。

寄稿:ツッシー 男 1973年生 教師


つまってイライラ

 当時は難しくて、まったく先に進めなかったのを覚えている。つまったのは摩周湖。あの女の人ふたりがいなくならないといけないのに、まったくいなくならなくて先に進めなくてイライラしたのを覚えている。あと、釧路市内にいたら無線で屈斜路湖に!っていうところ。

 それ以外では、グラフィックのきれいさ、音楽の良さなどが記憶にある。もちろんストーリーの良さも。終盤の犯人との格闘シーンが、結構というか、かなり好きです。○○の攻撃!ミス、○○の攻撃!会心の一撃!とか(ドラ○エやん!)

 犯人の「ウワーグシャー!」などのセリフなど。シナリオは堀井雄二氏が作ってたと思うのでその流れかな? きっと今やっても十分楽しめるゲームだと思います。また、やりたいなぁ。

寄稿:vanity.blue-tear0124 男 1978年生 兵庫育ち 会社員


新婚旅行で舞台めぐり

 僕が小学生か中学生の頃の発売でした。あのドラクエの堀井雄二氏のシナリオだっただけに、せつなくなるストーリーと、すべてクリアした時の感動とで、今でも時々棚の奥からひっぱりだしてやりたくなるくらいの一押しゲームです。

 そしてこのゲームで舞台となっている北海道がものすごく気に入った僕は、新婚旅行では『オホーツクに消ゆ』の舞台めぐりがしたいと奥さんを説得し、阿寒湖(まりもをおみやげに購入)や、網走刑務所(ニポポ人形をおみやげに購入)などをまわりました。今、中古のカセットでも2,000円以上はしてるんじゃあなかったかな? まだやってない方はぜひ一度やってみてください。

寄稿:西村 義英 男 1973年生 滋賀育ち 会社員


1,980円、良い買い物をした

 最初にこのソフトに触れたのは、友だちから借りたのがきっかけでした。小学校6年の夏休み。あまりの面白さに無我夢中でプレーして、クリアしました。

 それから一年後、私はもう一度『オホーツクに消ゆ』がやりたくなり、近所のディスカウントストアに買いに行きました。値段はなんと1,980円。中学生ながら、「安い!」と思い、一も二もなく購入。今でも、「このときは良い買い物をした」と満足しています。

 もちろん、そのソフトは現在も箱、説明書、アンケートハガキなど、すべて当時のままとってあります。ちなみに生まれて初めて買ったCDも『オホーツクに消ゆ』のサウンドトラックでした。こちらも大切に持っています。

寄稿:Dia 男 1975年生 長野育ち 会社員


白木の顔がトラウマに

 小学生の時プレーして、3番目の被害者「白木」の顔が異様に気持ち悪くて、夜トイレに行けなくなりましたね。あれから約20年たっていますが、いまだに白木の顔が忘れられず私を時々苦しめます。

 たまにファミコンショップでこのソフトを見かけると、「やりたいなぁ」と思うのですが、白木の顔を見るのが怖くて買えずじまいです。とてもおもしろいソフトだと思います。エンディングもエンディングらしくてよかったです。解いてよかった!と思う内容でしたね。白木の顔が気持ち悪くなかったら、もう1度したい。

寄稿:きうぴぃ 女 1978年生 山口育ち 主婦


念願の北海道旅行

 最近、念願の冬の北海道旅行にいってきました。というのも、たぶんこのゲームの舞台の記憶が子供ながらにしてすごくインパクトが強く、また素晴らしいストーリー性だったからです。今日15年ぶりにエンディングとストーリを改めて見ましたがやはり素晴らしいゲームでした。たぶん僕がこれからプレーするゲームでもこの作品をこえる物はないであろうと思います。

寄稿:たちゅくん 男 1976年生 神奈川育ち 自営業


いい映画を見終わった時のような心地よい余韻

 これは自分が中学生の頃にプレーしたソフトですが、非常に好きな作品でした。

 まずはオープニングタイトルの音楽が非常に秀逸で、よくファミコンのしょぼい音源であそこまで表現できたなぁと感心します。なんとなく物悲しいメロディーで、当時スイッチを入れてから10分位はオープニングの曲を聴いて気分を盛り上げていました。

 ストーリーも変に子供向けに媚びた物では無くシリアスで、釧路、網走、屈斜路湖等、北海道を駆け巡る舞台設定にハートをがっちりつかまれた記憶があります。

 すべての謎が解けてエンディングを迎えた時、いい映画を見終わった時のような心地よい余韻に浸ることができ、こういう作品で遊べた自分は幸福な少年時代を送れたんだなぁ、と大人になってからしみじみ思いました。またこんなゲーム出ないですかねぇ・・・。

寄稿:ゆうパパ 男 1972年生 千葉育ち サービス業


「マジかよオヤジ。」

 『ポートピア連続殺人事件』をオヤジと共同作業でクリアしてのち、数年後に購入。しかし、まだ私のファミコンプレー時間は母親の厳重監督下にあり、中学のテスト期間中に購入したため、テスト終了まで禁止のはめに。

 明日でテストも終わるので、帰宅後から始められると思って勉強していた夜に、滅多に子供部屋には入らないオヤジがドアを開けて、「ちょっときてみろ。」と。親父の部屋へ入ってみると、なんと「オホーツクに消ゆ」のエンディグが! オーマイガッ!

 その時の「マジかよオヤジ。」の想いは、オホーツクという言葉を聞くたびによみがえってきます。オヤジの嬉しそうな顔とともに・・・。

寄稿:ちえぼん 男 1973年生 青森育ち 会社員


北海道旅行で数々のゲーム場面を思い出した

 当時は小学生だったのに、なぜこのソフトを買ったのかよく覚えていないが、かなりハマったソフトの1つである。小学生の自分には、かなり難易度が高かったが(特に夕張炭鉱)、クリアした時の喜びはひとしおだった。トランプのブラックジャックのやり方も、このゲームで覚えたような・・・。

 北海道に行ってみたいなぁ、なんて思っていたあの頃。高校を卒業してから、北海道に旅行に行くことになり、札幌市内から網走市までいろいろ観光して来た。その中でも、摩周湖・屈斜路湖・阿寒湖を見た時に、このゲームのことを思い出した。

 最近は、なかなか北海道に行く機会がないが、今度は知床五湖など、ゲームに登場したけど、まだ自分が行っていない所を観光してみたいと思う。目指せトドワラ!(笑)

 ちなみに、登場人物の野村真紀子さんのファンだったのは言うまでもありません・・・。

寄稿:クリボー 男 1976年生 宮城育ち スポーツインストラクター

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