『思い出のファミコン』が本になりました
 

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ふぁみこんむかし話 新鬼ヶ島 前篇 ふぁみこんむかし話 新鬼ヶ島 前篇
任天堂
1987.9.4発売
©1987 Nintendo

従来のイメージを覆す鬼の格好良さ

 昔話をモチーフにした作品ですが、難易度は高く、ゲームオーバーになることもたびたびありました。コマンドを入れずに数秒待つ場面があるのは有名ですね。どう行動しても死ぬので悩んでいたら先に進んでしまったので、呆気にとられたのを覚えています。

 ストーリーものほほんとしているのは序盤だけで、基本線はわりとシリアスでした(ところどころにギャグはありましたが)。最後のシーンでは主人公2人の成長と別れ、淡い恋心に感動しました。

 あと記憶に残っているのが、敵である鬼の格好良さです。着物に仮面、長髪の姿は従来の鬼のイメージを覆すものでした。彼らが敵だったからこそ、話が引き締まったのだと思います。

寄稿:YTA 男 1977年生 神奈川育ち 会社員


当初は半信半疑も

 カセットのバックアップ機能付、大容量化に伴い、ディスクシステムが衰退しつつある頃に発売された「新鬼ヶ島」。容量を補うためか2枚組になったものの、あの幼稚なタイトルと画像に当初は見向きもしませんでした。

  たまたま友人が購入したので話を聞いていたらかなり面白いらしい。半信半疑で友人宅に乗り込んでゲームを見ていたらまずは何気に音楽がいい! そしてちょうど友人が詰まっていたところが「渡し舟」のところで、ふたりでそのトラップをクリアした時、実際の昔話の裏をかくその奥深さに驚愕した覚えがある。

 たしかにいきなりゲームオーバーみたいなイジワルな個所もありますが、エンディングは私の中ではかなり上位にくるゲームである。

寄稿:ババモZ 男 1972年生 愛知育ち 平社員


大人であればあるほど癒されるゲーム

 私が「新鬼ヶ島」を初めてやったのは小学生の頃で、あの頃の知識ではクリアできず、悔しい思いをしたのを覚えています。特に前編のラストは凶悪な難易度だったので、当時は天狗の「とおめがね」のところで挫折してました。

 そういえばこのゲーム、お父さんと一緒にやった覚えがあります。当時はクリアできませんでしたが、親子一緒に悩んで、解こうとした記憶があります。今度、里帰りした時にでも一緒にやってみようと思います。でも、お父さん覚えてるかなぁ・・・このゲーム・・・。

 最近になって、続編にあたる『平成新鬼ヶ島』の存在を知ったのですけど、すごく楽しめました。鬼ヶ島の世界観や、サブキャラのストーリーがよくわかります。ちなみに、音楽も前のままなので、懐かしさを感じながらプレーできます。今回プレーして思ったんですけど、鬼ヶ島は大人であればあるほど癒されるゲームかもしれませんね。

 同じシリーズのゲームをGCやGBAでも出して欲しいですね。今のハードでやったら、どんなのができるのやら楽しみです。ただし、リアル指向に走りすぎて、フルポリゴンになったりするのは勘弁ですが(笑)。

寄稿:siki 男 1980年生 北海道育ち 大学生 ホームページ


子供から大人まで楽しめたファミコンならではのゲーム

 以前このゲームの続編が、スーファミソフトとして売られているのを見かけて、懐かしいなぁ〜と思いながら、プレーしていた頃のことを思い出した。

 ほのぼのとした雰囲気のゲームで、童話の桃太郎を上手くアレンジした内容だった。時にはドキドキさせる展開の場面などもあり、前編、後編の2部構成で、当時のソフトとしてはかなり新鮮なものだった。現在、こういったゲームというのはなかなかない(ありえない?)ものだが、もしあったとしても、「今さらこんなゲーム」とか、「幼稚っぽい」なんて評価がくだされるのは目に見えてる。

 今はPS2を筆頭に様々なゲーム機があるが、その機種ごとに対象年齢というか、そういう理念があるように感じてならない。例えばNINTENDO64は、小学生なんかを対象にしたゲーム機種かなぁとか、X−BOXは、比較的年齢層の高い方を対象にしてるかなぁって、まぁ個人的な意見ですけどね。

 でもファミコンは、どんなゲームソフトが登場しても、子供から大人まで誰もが楽しめるゲーム機種だったと思う。楽しいと思えるソフトがたくさんあったぶん、この歳になっても、様々な思い出がよみがえってくるのだと思う。

 「PS鬼ヶ島」なんてゲームがでたら、迷わず買っちゃいそう(笑)。っていうか本当にでたらすごいですよね。

寄稿:クリボー 男 1976年生 宮城育ち スポーツインストラクター

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