『思い出のファミコン』が本になりました
 

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プレジデントの選択 プレジデントの選択
ホット・ビィ
1990.3.2発売
©HOT-B ©Kenichiro Takai

買った値段より高く売れた

 ワゴンセールで売っていたゲーム。自動車会社の社長になって、売れる車を開発するというゲーム内容。

 まずは日本市場での販売。セダン、スポーツカー等、4車種ぐらいを開発する設定。最初は資金が無いのであまりお金をかけた車を開発できないが、車が売れると再投資ができ、さらにいい車が開発できる。市場の要求に合わせ開発していくという流れ。

 中学生なのに車に大変興味があったので、憧れて購入した。ステージが4つあり、最初に日本、韓国、ヨーロッパ、米国の4市場が順次ステージとして出てくる。

 だが、日本市場をクリアして韓国にステージを移したときにはこのゲームに飽きた。なぜなら、すべてがリセットされて韓国市場に移るからだ。日本市場で培った、資金、技術力がすべてパー。韓国市場で一から自動車会社を立ち上げるのと一緒なのだ。同じ自動車会社なのに。中学生の自分でも、そんなのありえないだろうと思い、そこで止めた。何でそんな設定にしたのか理解不能なゲームでした。

 ちなみに、そのゲームは売ってしまったが、買った値段より高く売れたという珍しいゲーム。自動車では購入価格より高く売れることはありえないので、そこのところだけは評価できるゲームでした。

寄稿:株で儲けたい 男 1976年生 千葉育ち 会社員

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