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ロックマン ロックマン
カプコン
1987.12.17発売
©1987 CAPCOM

クリスマスに「ゲゲゲの鬼太郎 ゲゲゲハウス」と迷って購入

 当時クリスマスプレゼント候補として「ゲゲゲの鬼太郎 ゲゲゲハウス」と『ロックマン』が最後まで残った。私は友だちと好みがかぶることが一切なかったことからも、当時この両方ともたいした人気ではなかったと思われる。

 おもちゃ売り場の展示ケースを穴があくほど見た結果、『ロックマン』をとった。理由としては、ステージセレクトと、主人公と同じほどの個性にあふれたボスが、当時の自分には斬新過ぎてどうしても捨て切れなかったから。そんな純粋な自分でも、アイスマンは「たんなる人間やん」と内心ツッコんでました。

 いまだに人気のシリーズとして生き続けている事を自分の功績のように勝手に思ってしまいます。

寄稿:PON 男 1980年生 京都育ち 金融関連


敵ボス募集にキン肉マンの超人のパクリで応募

 私のこのゲームの思い出は、このシリーズで募集していた敵ボスのアイディアです。当時のゲーム雑誌とかで募集をかけていた敵ボス募集に、クラスの友だちと応募しました。

 私は、当時流行っていたキン肉マンの超人のパクリで応募。阿修羅マンとロックマンの戦いを実現したくて、モロ阿修羅マンで応募しました(苦笑

 友だちはというと、ハサミマンで応募しました。このハサミマンは、1で出てきた、ハサミっぽいボスキャラの名前を変えただけ……、コレじゃ採用されないよね。

寄稿:奈々 女 1977年生 香川育ち IT関連


シリーズで一番難しい

 確か小学2、3年生頃だったか、大して仲良くもなかったMくんと遊んだ時に、彼が持ってきたこのゲーム。以降、ゲームをよくやっていた4くらいまでの時期は、とことん「ロックマンシリーズ」にハマりました。ありがとうMくん。

 最近久々に、1、2、3とプレーする機会があった。……が、難しい!! 敵の攻撃はとことん受ける! ワイリーステージの黄色い一つ目が全然倒せない! 昔、本当にクリアしたのか疑わしくなってくる……。

 先日某番組のなかで、「2が最も難しい」と紹介されていましたが、私のまわりでは、パスワードやエネルギー缶のある以降のシリーズよりも、この初代ロックマンが一番難しいというのが定説でした。おそらく自分も、クリアしたのはその時ではなく、2か3でロックマンに慣れしたんだ後だったんじゃないかな、と思います。

 のちに大人になり、ファミコン談義から初代ロックマンの話となった際に、クリアしたと言っても信じてもらえなかったくらいなので、その番組を見るまでは、全国共通かと思っていました。それにしても、今やもう反射神経が鈍い鈍い……。

寄稿:AK-D 男 1979年生 神奈川育ち 自営業


楽しい、キモチイイ、アクションの王道

 十字キーとA、Bボタンを押すのが楽しいです。プレイヤーの初期武器「ロックバスター」が敵にヒットした時の音がキモチイイです。これぞまさにアクションの王道でしょう。

 ボスキャラから武器を入手し自分で使えるのも面白く、敵ボスの弱点を探すのも楽しいです。ステージを自分で選べるのも当時は画期的だったのではないでしょうか(ただし、ボスの弱点を突く事を考えると、どうしても一本道になってしまいますが)。

 今でこそ多機種で色んなシリーズが出ていますが、シンプルなロックマンが一番楽しいです。

寄稿:リキゴロー 男 1981年生 埼玉育ち フリーター ホームページ


ブレイク前から面白さを確信していた優越感

 横スクロールアクションで絶対の存在だったスーパーマリオに似ていた。ゲームの背景は鉄腕アトムそのまんま。ファミコンが市民権を得始めていた頃、注目度は低かった。

 今でこそテレビやネットで新作情報が容易に手に入るが、当時の小学生の情報源は、休み時間の口コミと、たまに買ってもらえたファミコン雑誌だけ。このゲームはそんな雑誌の新作情報のページで、クリスマス商戦をにらんだたくさんの目玉商品の中、ひっそりと紹介されていた。一枚のゲーム画面に添えられた陳腐な紹介文。他に読むものもないから同じ情報を反芻する。

 少年の自分は賭けに出た。話題に上ることもなかったから容易に入手できた。もちろんサンタクロースというスポンサーのおかげだが。

 ゲームとしての完成度はもちろん、個性あふれるボスは魅力いっぱいだった。自分しか知らない面白さを噛み締めるいやらしい子供だった。そろそろ飽き始めてきた数ヶ月後、ゲームは店頭から姿を消した・・・。

 品切れになったのだ。

寄稿:御手洗 潔 男 1977年生 東京育ち 学生

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