『思い出のファミコン』が本になりました
 

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魁!男塾 疾風一号生 魁!男塾 疾風一号生
バンダイ
1989.3.3発売
©AKIRA MIYASHITA/SHUEISHA・FUJI TV・TOEI ANIMATION ©BANDAI 1988

毎週水曜日がゲームの日だった

 僕がこのゲームと出会ったのは、小学生の頃の誕生日プレゼントとして、親に買ってもらった時のことでした。

 普段は毎週水曜日がゲームの日だったので、その時にしかゲームができなかったのですが、この日は夜遅くまで「男塾」をしました。やはり難しく、クリア不能ゲームとも言われており、どこで三面拳を仲間にするのかとかよく考えました。

 そして全員仲間にして、しかも全員生きてての完全クリアをしたときは、感無量でした。どうでもよいですが、原作では弱い男爵ディーノがとても強くて苦戦しました。

寄稿:セフィロス 男 1979年生 山形育ち 会社員


発売日は下校後ダッシュして買いに行った

 当時の人気漫画のゲーム化。この漫画は大好きで単行本まで集めていたので、ゲーム化されるとくれば買わずにはいられれないもの。たしか発売日に、学校が終わって家に帰るやいなや、最寄のおもちゃ屋へダッシュした記憶がある。よく一緒につるんでいた友だちふたりも当然のように持っていて、3人で情報交換したり語り合ったり、時にはファミコンを囲んだこともあった。

 なかでも、ひたすらボタンを連打して天井を持ち上げたりベルトコンベアの上を逆走したりするド根性なイベントが印象的。キャラクターによって連打の度合いが違っており、必死に連打したにもかかわらず天井の下敷きになってしまうようなのもいて、「コイツは根性ねえな」とか言っていたのも懐かしい。

 クリア自体はわりと皆すぐにしてしまうので、それからはあら探しというか、重箱の隅をつつくような遊び方に走ってしまうのだった。1本のゲームに愛着を持って遊べたことも、この頃ならではと今でこそ思える。今になって遊んでみても、適当なつもりがクリアしてしまったりするので、未だに記憶の片隅に染み付いているのだろう。

寄稿:KK 男 1976年生 愛知育ち 自営業

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