ドンキーコングJR.の算数遊び
任天堂
1983.12.12発売
©1983 Nintendo
買ってもらう口実にできず
ファミコンを買ってくれないばあちゃんに頼んだゲームでした。ばあちゃん子の私は、おもちゃを買ってくれるのがばあちゃんだったので、必死にお願い。でも、あんたはゲームしかしないからって言われて、なかなか買ってくれませんでした。
そして子供ながらに、「よーし、じゃあこれで」って買ってもらう理由としたのが、このゲーム。「ファミコンで勉強できるんだよー、買って。」でも、やはりダメ。実際にやったことはないのですが、大人になった今でも覚えているゲームです。
寄稿:カイ 男 1974年生 沖縄育ち
算数ではなくゲームのおもしろさに引き込まれた
ふたりの兄貴がファミコンにハマるなか、となりにちんまりと座って見ているのがただ楽しい小学生でした。RPGにわくわく、シューティングにはらはら。信じがたいテクニックでコントローラーを駆使する兄貴たちが尊敬の対象だったのも、この時のことです(もう思わんけど)。
でもって、はじめて自分で楽しく遊べたのが、『ドンキーコングJR.の算数遊び』。ゲームで遊びすぎの兄貴どもに業を煮やした父親が、「これならば」と買ってきたソフトだったのですが、当然ふたりは見向きもしないまま。おとなしくニコニコ画面を見ているだけの私に回ってきたソフトでした。当時勉強が大好きで、算数も得意中の得意。正解したときの快感はサイコーで・・・。
が、結局「算数」ではなく「ゲーム」のおもしろさにハマった私は、その後ゲーム生活まっしぐら。兄妹のなかで唯一勉強好きだった私までもがゲームのとりこになってしまい、親はあの頃うるさかったなあ。あっはっは。勉強も大してしなくなり、成績も落ちて今に至る。
ゲーム「する派」と「しない派」は、人生の選び方もちがうことがあるような気がしているんですが(かってな持論)、それでもこっちを選んでよかったなあと思っています。だって楽しいんだもん。
寄稿:どんきー 男 1977年生 埼玉育ち 編集
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