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アストロロボ・ササ アストロロボ・ササ
アスキー
1985.8.9発売
©1985 ASCII

できればWiiで

 「今一番やりたいファミコンゲームは何ですか」と言われると、私は『アストロロボ・ササ』と答えます。

 このゲームの印象はその操作感覚に尽きます。自分の動きたい方向と逆に撃ってその反動で飛ぶ。うまくいきそうでいかないもどかしさと、うまくいったときの達成感が、今でも手に残っているかのようです。

 よくレースゲームなどで、「下手な人は曲がるとき、体も一緒に動かす」といいますが、いつもなら意識して体を動かさない私も、このゲームなら話は別。きっと顔をにやつかせながら体をくねらせてプレーするでしょう。

 あの、コミカルだから許せるもどかしさをもう一度味わいたいです、できればWiiで。

寄稿:もよもと 男 1976年生 青森育ち 会社員


「重力に魂を引かれたもの」

 私の記憶が確かならば、その昔。怪しげなおじさんが、小学校の校門前で、教材を売りにくる際、景品としてファミコンのカセットが付いてくると勧誘していた。彼は、カセットを餌に教材を買わせて、煙のごとくハローグッバイしてしまうことから、教材は買わなかった。・・・この話はササとはまったくの無関係であることから、割愛する。

 ササには重力という概念があった。Zガンダムのカミーユのいわく、「重力に魂を引かれたもの」という属性にカテゴライズされてしまうほど、プレーした。私と同室であった弟に、「気が狂わないの。兄ちゃん。(脅える眼)」と肩を叩かれたというハートフルコメディサイコタッチな出来事もあったような気がする。

 特に面白かったわけではないが、単純に買ってしまった以上もったいないという、「心の底から貧乏性」が前面に押し出されていた。そしてカラオケができたような気がする。そのカラオケを歌うことなく、今に至る。

寄稿:田村 凌 男 1975年生 千葉育ち マルチメディアエンジニア


バズーカで空を飛びたい

 弾を撃った反動で動く謎のロボ・ササ! バーニアもプロペラもなく、攻撃と移動を行うのはピンポン弾みたいなのを飛ばすバズーカっぽいもの一つ!! この操作感覚に、子供の頃驚愕した。「なんてリアルなんだ!!」今でもそれは変わらない。俺も、でっかいバズーカを手に入れたらそいつで空中を飛んでやるぜ!!!

寄稿:カッパ博士 男 1978年生 横浜育ち

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