聖飢魔II 悪魔の逆襲
CBSソニー
1986.12.25発売
©CBS/SONY INC. 1986
何度も繰り返し遊んだ
いわゆるクソゲーと呼ばれがちなこのソフト。だが、当時小学生だった私は相当ハマって楽しんだと思う。徐々に武器を強くしていき、クリアに行き着いてミサが開催されたときは本当に嬉しかった。
さらに各ステージにある隠し金庫を探したり、最短ルートを模索したりと、何度も繰り返し遊んだ記憶がある。難しすぎず、適度な謎もある。アクションの得意でない私には丁度良かったのかもしれない。一旦手放してしまったが、もう一度やってみたいと今も思っている。
寄稿:よし 女 1978年生 北海道育ち
当時定価で買った人には同情
急にファミコン熱につき中古屋を物色していて、このソフトに出会う。私はどちらかというとクソゲーを欲していた。値段は280円。しかも企画物でクソゲーの匂いがプンプンした。よって購入。
「聖飢魔II」自体は、知人に大そうなファンがいるので知識はそれなりにあった。BGMはおそらく「聖飢魔II」とは関係がない上にちゃっちい。でも、クソゲーと断定できるかといわれればそれほどでもないというのが正直なところ。
ルールが説明書なしで把握できるシンプルなゲーム性。一見規則性がわからない閣下のジャンプ性能も、慣れればしっかりと動かせる。操作が難しいからこそ、うまく動かせた時の面白さがある。
ただ、問題はやりがいのなさ。操作に慣れてしまうと簡単すぎる。これを当時定価で買った人には同情するが、今、街で見かけて安価で購入して遊ぶぶんには、むしろ良いゲームといえる。
寄稿:SS 男 1983年生 東京育ち
高い勉強代
なかば自分専用のテレビをゲットできた小学6年生のあの頃。板の間に正座して背中をピンと伸ばして電源オン。そう、今日買ってきた大好きな聖飢魔IIのゲームだ。
「なんかおかしいなぁ」とゲームを進めていくうちに、クソゲーとは思いたくないけどだんだんと、ステージをクリアしていくうちに確信が……。1時間半ほどで終了、やっぱりクソゲーだ。
でも今考えてみると、初めてお付合いした子が最悪の子で、これ以上ひどいことはないだろうというぐらいひどい目に合うと、それ以降の恋愛がバラ色に見えるぐらい、あるいは仕事でこれ以上大変な目にはあわないだろうというほどひどい仕打ちにあって、それ以降の仕事がすべて楽勝と思えるぐらい、勉強になったというのは言い過ぎか。それにしても高い勉強代になりました。
寄稿:剛 男 1973年生 神奈川育ち 学生
ジャケ買いで失敗
あの当時の小学生にとってファミカセ選びは命がけだ。そんな僕もしょっぱいソフトをつかまされた一人だ。そうあの「聖飢魔II」である。
しょぼい音楽、カクカクした動き、なんとも形容しがたい雰囲気。「こんなはずでは・・・。」あまりのつまらなさに愕然とした。
この話には裏があり、僕の購入予定ソフトは「火の鳥」だった。が、このソフトのパッケージを見てジャケ買いしたのがあとの祭り。自分のセンスを疑った。
究極の選択の傷を癒すため、僕はふわ球と空バットを手にして玄関を飛び出すのだった・・・。
寄稿:たかキチ 男 1977年生 東京育ち 理学療法士見習い
クソゲーばかり引き当てたあのころ
このゲームをプレーした人が果たしてどれだけいるであろうか・・・。当時のボクは「ロマンシア」、「ランボー」、「ドラスレIV」などの、世に言うクソゲーばかりに当たってしまうクソゲーゲーマーだった。
誕生日やクリスマスのたびに、「あの名作にしとけばよかった・・・」と何度も辛酸を舐めていた。このゲームもその一つである。
まず、デーモン小暮閣下の信者でもない小学生のボクが、何を思ってこんな怪しいゲームを選んだか、今となっては謎である。音楽もプロのロックバンドがモデルとは思えないほどチャチく、内容も単調なものだった。最後は神と戦うという、ドラクエVIIばりのストーリーではあったが・・・。
寄稿:こくおう 男 1977年生 福井育ち 会社員
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