『思い出のファミコン』が本になりました
 

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ソロモンの鍵2 ソロモンの鍵2
テクモ
1992.1.24発売
©TECMO,LTD.1992 ALL RIGHTS RESERVED

古本屋のワゴンで入手

 小学校にあがってからファミコンが大好きだった私。当時はお金を持っていないので、誕生日かクリスマスのプレゼントとして買ってもらうという方法でしか、ソフトを手に入れることができませんでした。

 そんなある日、父について行った怪しげな古本屋で、ワゴンに詰め込まれた大量の中古ファミコンソフトを発見! 1本50円とか100円とかいう値段で、ウハウハになった私は、2〜3本選りすぐりのソフトを買ってもらいました。

 ……といっても中古なので、「ドラクエ」とか「ディズニーのなんたら」とかいう人気でメジャーなソフトは見つけられず、「宇宙戦争なんとか」というようなわけのわからないソフトを、ソフトに貼ってあるラベルの絵だけをたよりに選びました。

 その中にあったのがこの『ソロモンの鍵2』でした。選んだのは絵がかわいかったから。でも実際やってみると、スーパーマリオ的なものだと思っていたのに、ジャンプができない! 敵を自力で倒せない! そして、パズルがまったく解けない! と、システムにまったくおもしろみを感じず、「はずれソフト」としてしばらく放置していました。

 その後、何をきっかけにだったかは忘れたけど、なぜだか私の中で復活し、パズルを少しずつ解いていき、ついにはクリアしました。ゲームのオプションで、自分でパズルを作れる機能があったんですが、「スタート直後に火の上に落ちて死亡」「一発で敵全部を倒せる」というようなありえないパズルを作っては満足していました。

寄稿:tomo 女 1983年生 北海道育ち 大学生

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