スーパーピットフォール
ポニーキャニオン
1986.9.5発売
©1983 1987 ACTIVISION REPROGRAMED BY PONY,INC. LICENSED BY NINTENDO OF AMERICA INC.
誰にも頼らずにクリアしたことを誰かに自慢したかった
クソゲーだ、と思いつつもなぜかハマッてしまったゲームだった。当時中古で買ったため説明書もなく、攻略本もないので、何が目的なのかもわからずにやってました。
ただ単に、死に方、はしごののぼり方、泳ぎ方が面白かっただけかもしれません。何度もやってるうちに壁をすり抜けられることを発見し、一気に行動範囲が広がり、ますますハマッていきました。自分でマップを作りながらやって行き、とうとうエンディングを見ることができました。
誰にも頼らずにクリアしたことを誰かに自慢したかったですが、誰も知ってる人もいないので、一人寂しくよろこんだ思い出があります。
寄稿:KNT 男 1984年生 福岡育ち 派遣社員
超絶難解に挫けず挑戦し続けた
ファミっ子魂を強く思い起こさせてくれる1本。超絶難解。今やったら絶対途中で投げ出す! 当時お金がなかったせいもあるだろうけど、とにかくひとつのソフトにかける情熱は半端じゃなかったなぁ。最近、裏技でコンティニューができることを知ったけれども。
何も知らなかった当時、エンディング直前で手が震えて凡ミス。でも、ゲームオーバーになろうが挫けず挑戦し続けたっけ。クラスの誰も知らないゲームだったから全然自慢にならなかったけど、こいつをクリアした時の感動と誇りは、しっかり自分の心に刻まれている。
寄稿:とっしー 男 1974年生 神奈川育ち エンジニア
ツッコミの入った読みこみ時間
マリオもどきのおっさんが、何を思ったか探検家ルックで地底に下りていく。ゲームの目的も攻略もいまだに謎。プレーヤーが落ちていく感覚が面白くて、ただひたすら地底を目指しました。
このゲーム、特筆すべきはファミコンカセットのくせに「読みこみ時間」があること。ゲームを開始すると残機数が表示され、その後、真っ暗な画面で3秒ほど沈黙。そして突然ゲーム画面とBGMが流れた時、その場の全員で「遅いわぁあああぁぁ!!」と、画面に向かってツッコミ。
寄稿:イカリングフライ 男 1977年生 和歌山育ち 肉体労働者 ホームページ
やられ方に笑いを求めていた
「これはマリオじゃない。」ひげの主人公を前に、当時ずっとそう思っていた。
小さい虫に鉄砲を撃っても当たらず死んでしまい、向かってくるコウモリにも弾は当たらず死んでしまい、はしごがあるので降りてみたら針山にささり死んでしまう。ジャンプした拍子に、あれよあれよと地下深くまで落ちていき、変な風船を発見し、追いかけ、ジャンプした拍子にまた落ちる。
そんな目にあうのはわかっているのに、ついやってしまうこのゲーム。なぜならあの主人公のやられ方に笑いを求めていたからだ。妹といかにダサくやられるかを競い、あの効果音と上下を繰り返す「やられ方」に涙を流して笑ったものだ。スーパーピットフォール大好き!
寄稿:犬 女 1978年生 広島育ち
あの時の続きを今に再現
ファミコンゲームの中でも、かなり難易度の高いアクションゲームのひとつである。誰でもあると思うが、せっかく買ったものの、結局クリアできずにやめてしまったゲームのひとつでもある。
攻略本のマップを見ながら何度もプレーしたが、小学生だった自分には少々難しすぎた。特にBGMがちょっと怖い地下王国、ここの連続綱渡りで何度も泣かされた。
最近はまっているネットオークションで、このソフトを手に入れた。昔の屈辱を返上すべく改めてプレイした。・・・がやはり難しい。昔より先に進めない感じで、やはりマップなしでのクリアは不可能と感じた。
しかし、現在はインターネットという強みがある。検索してみると、ファミコンゲーム攻略のホームページのあることあること・・・。おかげで結構簡単にクリアしてしまった。期待のエンディングは? って言うかエンディングはどれ? もしかしてあの一瞬だけの英語のメッセージだけ? マジかよ〜って愕然としました。
所詮ファミコンゲームのエンディングってこんなもんなんだよな〜って思った。せめてスタッフロールくらい流れてもいいのに・・・。あの頃クリアできていれば、喜びも違ったのかなと改めて感じたし、今のゲームはエンディングが素晴らしいものばかりなので、これも時代の流れなのかなと今更ながら感じてしまった。
もう手に入れるのは厳しいと思っていたファミコンゲーム。しかしネットオークションというもので簡単に手に入ってしまう。そして、数々の攻略ホームページ。パソコンやインターネット、本当に便利な世の中になったものだ。
寄稿:クリボー 男 1976年生 宮城育ち スポーツインストラクター
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