『思い出のファミコン』が本になりました
 

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うる星やつら ラムのウエディングベル うる星やつら ラムのウエディングベル
ジャレコ
1986.10.23発売
©1986 JALECO ©RUMIKO TAKAHASHI/SHOGAKUKAN KITTY・FUJI TV

ファミコン目当てに子どもたちが集まるように

 ファミコン本体と同時に買ったソフトです。当時、すでに20代でしたが、ちょっとテレビゲームしてみようと思い、原作とアニメのファンだったのが購入動機でした。

 やってみて、チープなグラフィックながら可愛いキャラデザイン。火事になった友引高校からの脱出という変な設定が面白く、結構やり込みました。

 仲良しだった隣りのチビさんを呼んで、二人で爆笑しながらやったのは最高の思い出です。(当時、チビさんはファミコンを買ってもらえず、以降たびたびうちに来てプレーするようになりました。)

 自分んちでプレーすると母親の容赦ない攻撃があるので、やがてチビさんのお友だちも来るようになりました。以降2〜3年間、うちでは自由気ままにファミコンする子どもたちの姿がありました。

寄稿:わい 男 1960年生 大阪育ち サラリーマン


ラムのくせにスイスイ飛べない

 「ラムちゃんの世界に住みたい」とか、「あたるにナンパされてみたい」などと本気で思っていた小学校のころ。このゲームはそんなラムちゃんが出てくるだけでうれしかった……。

 冒頭、ラムのくせにスイスイ飛べないことが判明しガッカリするも、急がないと何故か下からは激しい火の手が迫ってくる。不意打ちで落ちてくるタコに悩まされ、やっと屋上までたどり着いたかと思ったら、あまりにもタイミングが合わせづらいラムのジャンプ操作に手間取り落下。そこにはタコとかいるしね。

 結局クリアしてないんだよね。ああ、懐かしい。あの頃はホント楽しい毎日でした。

寄稿:くるりん 女 1975年生 高知育ち 会社員&主婦


自作ストーリーでゲームを進行

 『うる星やつら』の漫画もアニメもきちんと見ていなかったあたしは、「ラムちゃん」というビキニの女の子にドキドキしながら、本来のゲームストーリーを無視した、「捕まったら好きでもない男にキッスされる!」という自作ストーリーでゲームを進行させていました。

 エスカレーターまでなかなかたどり着けず、下の階から火がジワリジワリと迫りくるあの恐怖! トランポリンで屋上へ上がれないもどかしさ! 矢を放つカラス(?)が邪魔ッ! 成長したラムちゃんがなんか奇妙な8頭身! など、いまでもまだまだ夢中にさせられるゲームです。ただ、いまだにクリアしたことないの。

寄稿:富士子 女 1976年生 東京育ち ウェイトレス


アクション音痴だけどがんばれた

 大好きなアニメのゲームだったから、貸してもらえたときはうれしかった。アクション音痴なのに、絶対クリアするんだとがんばった。トランポリンで屋上へ行くんだけど、うまく跳ぶのは難しいし、ちょうど敵に邪魔されるようにプログラムされてて何度もやられた。

 それでも最終面にたどり着き、ウエディングドレスをまとうラムちゃん。「やったー。クリアー!」と思ったら裏面がはじまった。もうやる気は起きなかった。友だちに返した。

寄稿:熊谷 麻美 女 1975年生 東京育ち 会社員

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