ふぁみこんむかし話 遊遊記 後編
任天堂
1989.11.14発売
©1989 Nintendo
ファミコンミニで出して!!
「新鬼ヶ島」も好きだが、「遊々記」はもっと好きだ。このゲームは、人の心の中にある優しさ、思いやりや愛情を改めて感じさせてくれた。素直な気持ちの大切さも教えられた。
コマンドを選ぶだけでなく、実際に言葉を入力する場面が2回あった(と思う)。忘れられないのが、クライマックスあたりで、おかしくなってしまった三蔵法師に悟空がかける言葉を入力するシーン。迷わず「×××」と入力し、三蔵法師が復活したときの感動は、今でも覚えている。
エンディングも好きだ。BGMが少しゆっくりになって、悟空と女の子が、筋斗雲に乗って飛び上がり小さくなった瞬間。クリアした達成感よりも、一緒に冒険をしてきた仲間との別れに似た、気持ちの良い寂しさを感じた。すっかり感情移入してしまっていた自分に気づいた。
なぜこのゲームがリメークされないのか不思議だ。いまこのゲームをプレーすれば、間違いなく心が満たされる。あぁ、ファミコンミニで出して!!
寄稿:まろ父 男 1976年生 大阪育ち 団体職員
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