機動戦士Zガンダム ホットスクランブル
バンダイ
1986.8.28発売
©SOUTSU AGENCY.NIPPON SUNRISE ©BANDAI 1986
マニアだった友だちの気が済むまでオープニングを見せられる
僕はZガンダムをよく知らないのですが、親戚がやっていたのを見て、面白そうだからこのゲームを借りました。ある日友だちが家に来ました。彼はZガンダムマニアです。このソフトを見るなり、やろうと言い出したのです。
でも彼は電源を入れただけで、ずっとオープニング画面を見ているのです。「なんでスタートせ〜へんの?」と聞く僕に彼はこう言いました。「お前もこのモビルスーツを見とけ!」と。
そうです。このゲームのオープニングは、モビルスーツが次々と紹介されるのです。画面奥から拡大されて登場する数々のモビルスーツ(モビルアーマーもあったかな?)。変形するやつはちゃんと変形して出てくるのです。よく分からない僕は、彼の気が済むまで無言で画面を見つめ続けていました……。
寄稿:ライデン 男 1974年生 大阪育ち 企画戦略部署
「Zガンダム1機 vs ティターンズ」って無理ありすぎ
ガンダムシリーズは、戦争や複雑な人間関係など、他のロボットヒーローものに比べると、当時子供だった人には少し難しい内容でした。でも、ガンダムのあの独特の世界観にハマり、毎週テレビは見ていました。
「Zガンダムがファミコンになった!」ということで、毎日のお小遣いをケチりながらようやくソフトを手に入れ、期待に胸を膨らませてプレーしました。しかし、あまりの難易度に愕然。敵MS/MAの怒涛の攻撃を受け、Zガンダムを何度壊したことか・・・。
ハンブラビ、キュベレイ、サイコガンダムなど、強力な相手が登場するのに、エマ中尉のマークII、クワトロ大尉の百式はもちろん来てくれるわけでもなく、「Zガンダム1機 vs ティターンズ」という無理がありすぎのゲームでした。
森口博子の歌う主題歌がいやと言うほど流れるBGMを聴きながら、「俺はニュータイプではない」と改めて認識させられました。
寄稿:とおる 男 1973年生 福島育ち 会社員
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