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悪魔城伝説 悪魔城伝説
コナミ
1989.12.22発売
©KONAMI 1989

サンタが間違えた!

 当時、小学生の私はこのソフトの発売日がクリスマスシーズンだったこともあり、サンタさんに『悪魔城伝説』が欲しいとお願いし、ワクワクしながら朝を迎えました。

 すると、そこには『悪魔城伝説』ではなく、『悪魔の招待状』が! 両親に「サンタが間違えた!!」と泣きわめきながら話してたら、父親がなぜか申し訳なさそうに、近くのおもちゃ屋まで連れて行ってくれて、このソフトを買ってくれました。

 そんな思い出深いゲームで、現在もたまに楽しんでます。今まで言えなかったけど、オヤジ、ありがとう!

寄稿:simon 男 1978年生 青森育ち 会社員


2週クリアを成し遂げ両親に延々と語る

 これは自分が悪魔城シリーズ中、いちばんプレーした作品です。当時小学校高学年で、ヘタレゲーマーだった私にとって、難易度がベラボーに高くてかなり苦戦しました。

 しかし、このゲームの醍醐味はファミコンだとは思えないグラフィック描画と、各ステージに相応しいサウンド、そして何度も死んで死んで死にまくっても、パターンを覚えれば(要するに根気があれば)、先に進むことができるそのゲームバランスの良さにあると思います。

 このゲームを始めておよそ2ヵ月後には全ルートで2周クリアを成し遂げることができたときの達成感といえば、それはそれは格別なもので、ゲームを知らない両親にさえ延々と語っていたなという思い出があります。

 今では古いゲームですが、GBアドバンス、DS、PS2で悪魔城、もしくはキャッスルヴァニアシリーズをプレーしたことがある人、機会があれば是非プレーしてみてください。オススメします!!

寄稿:TZ80 男 1980年生 福岡育ち 学生 兼 会社員


シリーズ最高傑作では?

 あの頃のコナミは最高だった……。いや、現在のコナミがどうたらではないですが、本作はグラフィック・サウンド・アクション性すべての要素で、最高の評価を与えられるべき大傑作だと思います。

 息の長いドラキュラシリーズ中でも、本作に対する制作者及びファンの偏愛ぶりはただごとではなく、それを事実として裏づけしていると思います。使い古された言い回しですが、コナミマジック恐るべし! 嗚呼、あの頃のコナミは最高だった……いや、現在の・・・−以下略。

寄稿:天使 男 1972年生 大阪育ち 調理師


当時、すでにいい大人だったが……

 最近、ファミレータを買った。そのお陰で懐かしのゲームをいろいろ楽しむことができるが、『悪魔城伝説』はなぜかカセットがなく、パッケージと説明書だけ。久しぶりに説明書をパラパラとめくると、懐かしい思い出がこみ上げてくる。

 当時、小学4年生だった従兄弟と冬休みに熱中してプレーしたのを思い出す。思い出深いゲームのひとつである。ファミコンをセットしたテレビの前で、2人並んでコタツに足を突っ込んでうつ伏せになり、ご飯とトイレ意外は交代で一日中やっていた。家族に呆れられた、というよりやりすぎを忠告されたものだ。(いい大人が^^;)

 このゲームは、途中で出会う味方キャラで誰を選ぶかによってクリアの方法が変わるので、パートナー選びには結構迷ったものだ。結局、意地で全部のパートナーを選び直してプレーするはめに。お陰で、サイファの意外な秘密(?)もわかってよかった。「ドラキュラ」は、ゲーマーを魅了する永遠のキャラである。。

寄稿:PRICE 男 1963年生 兵庫育ち 自営業 ホームページ


前評判と期待を大いに上回る面白さ

 このゲーム、何をとっても感動した記憶しかございません!

 当時のゲーム雑誌での前評判の高さから、面白いことを期待して買ったゲームでしたが、期待を大いに上回る最高級に面白いゲームでした。

 適度な難易度かつ飽きのこない面設定で、面をクリアするごとに新たな驚きがありましたっけ。面数が多くて奥が深いのに、難解ではなくキャラクターもそれぞれに味があって、何度も何度もプレーした記憶があります。あの画面のきれいさとサウンドの良さとともに、いまだに深く記憶に残っているゲームのひとつです。

 アクションゲームの流れの中で、ひとつのピークの作品だったように思われます。こういうゲームってなかなか出てきませんよね。

寄稿:ドン・ワルドラド 男 1976年生 東京育ち 研究員


新しい試みの数々に感動

 初めて電源をONして1面をスタート。まずその音楽のカッコ良さに感動した記憶があります。(ドラキュラシリーズは、FC版のほうが音楽が良いと思うのは、私だけ?)それと2面の時計台の、歯車の上、振り子の上を乗りながら進んでいくという、発想自体は昔からあったのでしょうが、当時のハードでよくあそこまで再現できた、と今でも脱帽します。

 他にも、上下強制スクロールでスクロールに合わせて進まないといけない面など、新しい試みもいっぱいでした。ドラキュラシリーズ初のパーティープレー(?)で、強力な仲間たちと交代して戦えるところが斬新でした。攻防一体、最もオーソドックスで使いやすいラルフ。変幻自在、どんな所にでも張り付き、投げナイフを命中させるグラント、圧倒的な火力で、敵を沈黙させるサイファ。上記の仲間たちに比べると、ちょっと(?)なアルカード(笑)。

 記憶は尽きませんが、機会があったらぜひもう一度プレーしたいゲームですね。恐らく今やってもまったく色褪せていないはずです。

寄稿:ぜろ 男 1976年生 東京育ち 会社員


ギターで弾くとメチャクチャかっこいいサウンド

 コナミのドラキュラシリーズは、グラフィックもさることながら、素晴らしいサウンドがゲームを一層優れたものにしていた。不気味な雰囲気、未知への不安、孤独な戦い、それでいて冒険心を掻き立てる勇ましさ。プレーヤーの心情を揺さぶる名曲の数々だ。

 サウンドテストモード(オープニング画面で好きなBGMが聴けるのだ)だけで何時間も楽しんだことがある。ビートに身を揺らしながら。プレーした場面を思い出しながら。

 かつてギタリストだった俺は、これらサウンドをギターでコピーしていた。ギターテクを駆使して自分なりにアレンジしながら。そう、このゲームの曲はギターで弾くとメチャクチャかっこいいのだ。きっと俺以外にもギターコピーをした人がいるに違いない。ファミコンがなくてもこうして楽しめ、ギターテクの向上にも役に立った『悪魔城伝説』は名作中の名作だ。

寄稿:ライデン 男 1974年生 大阪育ち 戦略担当兼作家


期待どおりの内容に遊び尽くし極め尽くした

 寒い冬の夜、このソフトはやって来た。かつて『悪魔城ドラキュラ』をクリアできずに手放してしまってはいたが、雑誌でこのゲームが特集されていたのを見て、辛酸を舐め続けた日々を思い起こしつつも期待に胸躍らせていた。

 当時としては美しいグラフィックに素晴らしいサウンド、やり応えのある難易度。これほど妄想で過剰なまでに膨らんだ期待に応えてくれたゲームもそうはない。結局2、3日でクリアこそしてしまったが、その後も、遊び尽くし極め尽くした、と言えるほどにプレーし続けたものだ。

 自分にとって、子供の頃の良き日々の大きな部分を占めている大切なゲームだ。これを買った玩具店は既に畳んでしまったものの、ソフトは健在。腕はすっかりなまりっ放しだが、今でもたまにプレーしている。

寄稿:KK 男 1976年生 愛知育ち 自営業

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