『思い出のファミコン』が本になりました
 

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アトランチスの謎 アトランチスの謎
サン電子
1986.4.17発売
©1986 SUNSOFT

クリアに向かって純粋に頑張れたあの頃

 自分にとって、最ものめりこんだゲームのうちのひとつです。100面もあって、ワープゾーン・裏技も豊富で、それになんと言ってもその難しさ! のめりこむ要素に満ち満ちてました。

 それにしても、最近ネオファミでプレーしてみたのですが、なんとまあ難しいこと! ワープゾーンを忘れていることや、攻略法が分からなくなってたことが主原因ですが、何よりも敵が強すぎました。面白さは昔のままでしたが……。

 このゲーム、昔は無敵なしで100面まで行き、あの強烈なボスの攻撃をはねのけ、お師匠さんを救うことができたものです。あの頃の純粋に頑張って難題に立ち向かってクリアする姿勢、今の自分にも少しはあるといいんですが……。

寄稿:ドン・ワルドラド 男 1976年生 東京育ち 研究員


エンディングもなく、一体どうしろというのか

 弟が誕生日プレゼントだったかで買ってもらったもので、ゲーム雑誌の付録のマップを見ながらふたりでよく遊んだものだ。

 扉に入ると全100面のどこかにワープするのだが、これが穴の底にあったり、爆弾で何も無いところを爆破しないと出てこなかったりで、予備知識なしではかなり厳しい。裏技で無敵や任意ワープなどもあって、結局それに頼って遊ぶようになったのは言うまでもない。

 ただ、目的だったお師匠様の救出に成功しても、ゲームが終わる気配が一向にない。エンディングというものが存在しないのだ。一体どうしろというのか。これは当時すごく不満に思った覚えがある。

 それから随分経って、ある店でこのゲームがディスプレーされているのを見かけた。自由に遊べたので、懐かしさもあってついついコントローラを手に。さすがに無敵やワープを使うわけにもいかないので普通にプレーしたが。

寄稿:KK 男 1976年生 愛知育ち 自営業


アトランチスワールドの虜に

 私がこのゲームに出会ったのは小学生の頃。友人の家で見たこのゲームの第一印象は、「うん、よくある普通のアクションゲームだ」と、別に気に留めていませんでしたが、何回か遊んでいるうちに、「1、2、3、4面ときて、何でいきなり25面にワープするんだ?」という謎が。しかし、すでにこの時点で私はアトランチスワールドの虜となっていました。

 純粋な世界観、リアルに忠実な色、複雑な地形、美しいジャンプの軌道、100のステージが織り成すワープゾーン、行き止まりの先に見えるわずかな空間。私の想像力をかき立てるには十分すぎるほどの魅力をもっている『アトランチスの謎』という一つの芸術作品は、私の世界観を145.8度ほど変えてしまった、良い意味で恐ろしい作品でした。

寄稿:MGRP_Lab 男 1980年生 岩手育ち 自営業


ウソ技におどらされる

 「気球に乗れば100面までワープできるらしい。」小学生時代にファミマガの裏技か、あるいは友人の情報か定かではなかったが、無我夢中で気球に乗ろうとしたことがあった。

 その裏技のやり方とは、ゲームスタート後のあの軽快な音が終わった瞬間に、1コンのAボタンと2コンのAボタンを同時に押すというものだ。なぜかひとりでは2コンのAボタンが押し難かったので、弟も強制的に参加させて必死に気球に乗ろうとした。

 裏技のチャレンジ中、学校で誰しもが歌ったであろう名曲、「♪気球に乗ってどこまでも」のメロディが頭の中で延々とこだましていた。

 結局、後でその裏技はウソだと判明したのだが、今では笑い話として私の思い出の1ページに刻まれている。

寄稿:たかキチ 男 1977年生 東京育ち 理学療法士見習い


ワープを探す地道な作業

 今でも思い出します、あの100面という長い日々を。このゲーム、何が面白いかって、とにかくいろんなところにワープがあるから面白い。

 扉が隠してあるのはもちろんのこと、穴に落ちたらワープとか、自爆したらワープとか。極めつけは、下ボタン連打するとワープができる場所もあるとか。今となってはネットで調べれば分かりますが、当時は一歩進んではボムを投げて調べていました。考えるとかなりまぬけですね。

 あの頃はこのゲームにふたつの疑問をもっていました。ひとつは、1面ずつ進んで100面までいけるのか? これはすでに無理ということが分かっていますが。もうひとつは、あの宝の点数は何を表すかということです。100とか10万とかは金でも分かるけど、1って何よ!とよくつっこんだものです。

寄稿:クラウド 男 1978年生 岐阜育ち インストラクター


完全クリアは?

 100面で師匠を助けたのに、英語が出て笑うだけで、エンディングが出なかったのを不思議に思ってましたね。きっちりそれぞれの面を1回ずつ通ったら完全クリアなのか? 助けた後、裏100面へ行ったら完全クリアなのか? など、小坊ながらに思案してたのを思い出します。^^

寄稿:IZUMO 男 1976年生 大阪育ち 会社員


全100面構成もウラワザ駆使してなんとかクリア

 思い出に残るゲームと言ったら、まずこれが頭に浮かびます。主人公の武器は爆弾のみ、といたって単純ですが、なんとこのゲームは全100面構成で、しかもありとあらゆる所にワープゾーンがあります。たとえば、スタートしていきなり左のガケに落ちてもミスにはならず、違う面へワープしたり、当時の私にはびっくりすることだらけでした。ファミコンの雑誌に載っているコースを全部覚えたり、どうしてもクリアできず、ウラワザの無敵コマンドを駆使したりして、なんとかクリアしたことを覚えています。

 余談ですが、当時のウラワザコマンドって複雑で、両手じゃ足りなくて友達と一緒にやったり、足の指まで使ってやりませんでしたか(笑)? そんなことも今は良い思い出です。

寄稿:りゅーとパパ 男 1976年生 千葉育ち ホテルマン

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