『思い出のファミコン』が本になりました
 

思い出のファミコン_トップへ


B−WING B−WING
データイースト
1986.6.3発売
©1986 DATA EAST CORP.

ウィングを失っても生き延びられる楽しみ

 開始ステージを自由に選べる裏技があった気がします。難易度はあまり高くなくて、いろんな攻撃法の選択肢ができたけど、一般にはハンマーウィング、キャノンウィング、ファイヤウィングが無難だったかな。

 ウィングを失った状態では、ひたすら逃げを打って生き延びる要素とかすばらしかったね。

寄稿:宮崎雅彦 男 1971年生 茨城育ち 会社員


「やってはいけない行為」がタイトルに

 「BでWINGが外れるから『B−WING』。」なんという恐ろしいゲームタイトルでしょう。このゲームにおける、「やってはいけない行為」をタイトルに選んだこの制作者は、どういった狙い・心境でこのタイトルにしたのでしょうか?

『SPECIAL−WING』、『WING−BUSTER』などなど、もう少し無難なタイトルもあるように思えますが、良い意味でも悪い意味でも「B」のおかげでユーザーの心に引っかかる作品になったのもたしかだと思います。

 初めてこのゲームを遊んだときは笑い死にしそうになりました。こういった妙ちきりんなゲームの数々は、少年時代の薄明るい良い思い出のひとつです。

寄稿:ユウイチ 男 1979年生 埼玉育ち ゲームプランナー


「お辞儀」

 ファミコンショップに安く売っていたので、購入。軽快な音楽に乗って、タイトル画面が登場。ゲーム内容はけっこう大雑把なシューティングだったと思います。

 このゲームはウイングが外れたら、大幅に攻撃力が低下。しかし、この状態では、「お辞儀」(私たちはこう呼んでた)ができるんです。お辞儀している間は無敵。(下に急降下して、敵の攻撃を避けているらしい)「ドリュー・ドリュー・・・」(お辞儀の効果音)と連打していました。この状態が面白くて、友だちとけっこう長い間プレーしていました。

寄稿:イト戦 男 1975年生 佐賀育ち キックボクサー ホームページ


「スタート直後にBボタン」がお約束

 このゲームを初めてやった時は笑い死にしそうになりましたね。スタートした時にBボタンを押すと、武器がいきなり分離してどこかに行ってしまい、しょぼいビームしか出なくなる。ほんとこれはずるいですね。

 今も持っているのでこのゲームを知らない人にやらせると大爆笑。いまだにわかっていてもお約束のようにやってしまいます。

寄稿:QUEEN 男 1973年生 大阪育ち 会社員


当時の録音テープによると・・・

 今考えると、ファミコンは「ゲーム」ではなく「環境」だった気がする。アーケード志向が強かった自分は、ファミコンに移植されるたび、がっかりの連続だった。このゲームもその内のひとつだった。

 先日部屋の掃除していたら、ダンボールから古いカセットテープがでてきた。当時のアイドルやらバンドやらを録ったものがほとんどであったが、その中から、家に遊びにきた友だちとの会話を録音した物が出てきた。

 たわいない会話が続いたあと、二人はゲームをしはじめた。聞こえてきたのはこのゲームの音。えらい盛り上がっている。結構楽しんでたんじゃん、当時。

寄稿:もっきん 男 1974年生 栃木育ち 広告代理店勤務


ウソ技(うそてく)

 『B−WING』は、アルファベット別に攻撃力の違うウイングを装備しながら攻略していくシューティングゲーム。

 当時ファミコンの情報誌として、毎号楽しみにしていたのが、ファミマガだった。このファミマガに、『B−WING』で「ドクロウイング」があるという情報が載っていて、その出現を真正直に何度も何度も試したが出来なかった。

 次の週にウソ技だった事が判明して、子供心に涙した。

寄稿:TBC 男 1975年生 東京育ち エンジニア

あなたも思い出コラムを書いて送ってみませんか?