チャンピオンシップロードランナー
ハドソン
1985.4.17発売
COPYRIGHT 1984 DOUG SMITH PUBLISHED BY HUDSON SOFT UNDER LICENSE FROM BRODERBUND SOFTWARE INC
“チャンピオンシオップ”とは恐れ多く
『チャンピオンシップロードランナー』。それは、普通の『ロードランナー』すら四苦八苦した末に、結局最終面どころか大して先まで進むこともできず、EDITモードなどでちまちまと遊んでいた僕らにとって、その登場は衝撃でした。普通の『ロードランナー』すら難しいのに、“チャンピオンシップ”とついている……。いったいどんな難しさなのだろう、と少年たちの空想は膨らむばかりでした。
というのも、あまりにも難しいゲームのため、最終面をクリアしてからメーカーに連絡するとk認定員が家まで来てくれて、その人の目の前でクリアすると認定証をくれるらしい、という噂が流れていたから。結局『チャンピオンシップロードランナー』は、初心者は近づくことすら許されない雰囲気を勝手に感じてしまい、プレーしないままに終わりました。
寄稿:ベイオウルフ 男 1975年生 兵庫育ち 公務員
“チャンピオンシオップ合宿”で最終50面までクリア
当時、本体を買ってもらえなかった私が、このソフト1本を購入し、本体をもつ友人宅まで遊びにいってやっていました。友人は皆、ゼビウスやらスーパーマリオやらシューティング・アクション系のゲームをしますが、自分の番になったらやおらこのゲームを始め、友人からは白い目で見られました。
それでもこのソフトを好きな友人と2人で“チャンピオンシオップ合宿”を敢行、最終50面を苦労しながらついにクリアしました。その時の感動がどれくらいものだったかは、ついぞ忘れてしまいましたが、50面のパスワード(レコレココココハ)はあれから20年近く経っても覚えています。
寄稿:ちえぼん 男 1973年生 青森育ち 会社員
友人との共同作業、そして「夢に解き方が出てきた!」
中学の頃、発売直後に友人が買ってきました。50面のパスワードを書いてハドソンに送ると認定証がもらえるとのことで、その友人と共同でチャレンジしていました。
30何面だったか、友人は「夢に解き方が出てきた!」と言い、夢の通りにやったら本当にクリアできて驚きました。
栄光の50面は僕の担当になり、さんざん頭をひねったあげくに、「歩いている敵(ロボット)の頭の上を同じスピードで歩く」という技をあみ出し、遂に全50面を終わらせることができました。ただ、後々雑誌を見てみると、そんな技を使わなくてもクリアできたようで、自信満々だっただけにちょっとがっかりでした。
50面をクリアしたら友人も僕もお互い満足してしまい、結局認定証の申し込みはしませんでしたが、形に残らなくても良い思い出になりました。
寄稿:さとー 男 1971年生 千葉育ち SE
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