『思い出のファミコン』が本になりました
 

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ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人 ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人
バンダイ
1990.10.27発売
©BIRD STUDIO/SHUEISHA FUJI TV・TOEI ANIMATION ©BANDAI 1990

どうしても我慢できなくて弟と2人で

 当時、小学生だった私は弟と、親に内緒で夜中に隠れてやりました。1日1時間と決められていたのですが、どうしても我慢できなくて、親が寝静まった頃、弟と2人で起き、ドキドキしながらレベル上げを交代交代でやっていました。

 思い出に残っているのは、ゲーム中盤でガーリックの手下と戦うとき、2人チームで別れるのですが、餃子(チャオズ)チームが弱くて、まったく使えなかったことを思い出します。しかもある時、仲間の天津飯(記憶が定かではないです)が死に、間違えてセーブしてしまい、1人で進めることになった時の絶望感はありませんでした。

 たしか、5ヵ月くらい弟と協力して、餃子をレベルアップさせまくって、戦闘力5000近く(後のナッパ戦で戦闘力が近かったから覚えています)まで頑張り、なんとか乗り越えました。その餃子は、ラストのベジータ戦でも、みんなが次々と死んでいく中、最後まで立っていました。

 その後何回もクリアしましたが、飽きませんでした。音楽も最高です。私のゲーム人生でトップ3に入る面白さです。

寄稿:こぐま 男 1982年生 鹿児島育ち IT業界


「ゲームは1日1時間」の約束を軽く破れる名作

 ドラゴンボールのゲームの中では最も面白い作品だと思われる。サイヤ人編であるラディッツからベジータまでの物語のなかに、映画版のみに登場するガーリックJr.までもが現れる。ゲーム方式は前々作からのカードバトル方式を採用。

 界王星での修行次第で悟空がいつ仲間のところに来るかが決まるといったところや、途中ガーリックJr.の手下3人にZ戦士が2人ずつペアになって別れて冒険するところなど、自分のやり方がそのままゲームに反映するところに感激! ドラゴンボールマニアにはたまりません!!

 小学生の頃、親の言う「ゲームは1日1時間」という約束を軽く破ってかなりハマっていました。

寄稿:ピロティ〜 男 1982年生 東京育ち 大学生・大学院生


すぐクリアできるんです

 「大魔王復活」「悟空伝」のカードバトルを受け継いだ本作。前作との違いは、画面を所狭しとアニメーションするところ。少年ジャンプに「3Dバトル!」ってかんじで書いてあって、これは!と思い、購入しました。

 絵はまあファミコンなのでこんなものか……なかんじなのですが、画面の奥に飛んでいったり、パンチの連打をしたりと、滑らかにアニメーションするところはすごいなあと思いました。しかし、このゲーム、すぐクリアできるんです……。話が短い……。おそらくアニメーションに膨大なデータを使ったのでしょう。

 この傾向はその後のシリーズにも続き、1日でクリアして、速攻でファミコンショップに売って、次のゲームを買う資金にしていました。マンガを読んでいるから、ストーリーも分かっているはずなのに、なぜか買ってしまうんですよね……不思議なソフトでした。

寄稿:イト戦 男 1975年生 佐賀育ち キックボクサー ホームページ


ヤムチャを最強に育てる

 ジャンプ黄金時代真っ只中の世代。最初は『聖闘士星矢』に、続いて『ドラゴンボール』にまっしぐら。作品への思い入れがあったので、操作性が悪いとか、 戦闘シーンが長すぎる!とか、半分くらいは気にならなかった。

 このゲームは、仲間を個別に育てることができた。原作ではこのあたりから「ザコキャラ」のレッテルが囁かれ始めたように思うヤムチャ。運の無さも随一。長い歴史の中でも最古参の部類に入るのに、不遇の扱いだったヤムチャのファンの私は、ここぞとばかりに強くした。あの長いカードバトルを地道にコツコツと繰り返し、最終的には一人、ゴクウなみに傑出した存在に。ナッパも敵じゃない。ベジータにはゴクウと2人で戦いに挑む!

 ……まあ、そこまでやると、そのデータを見た友だちからはもちろん、自分でも「オイオイ」と突っ込みたくなったのですが。

寄稿:AK-D 男 1979年生 神奈川育ち 自営業

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