『思い出のファミコン』が本になりました
 

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独眼竜政宗 独眼竜政宗
ナムコ
1988.4.5発売
©1988 NAMCO

小野寺家が輝いていた

 電源を入れてから10秒もたたないで現れる大名紹介。いの一番に現れる「横手」の文字と「小野寺」。

 地元の大名が現れるのは、『信長の野望 全国版』の「あきた」以来だ。さらに地図画面では北東北全部を領地にしているようだし。当然のごとく、小野寺を最後に攻略するよう心がけた思い出が懐かしい。よく考えれば小野寺家が最も輝いていたゲームかも知れない。

寄稿:とものん 男 1973年生 秋田育ち 公務員


100円

 キャラクターたちの仕草ひとつひとつが魅力的なゲームでした。それ以前のゲームにもあったことなのかもしれませんが、それぞれのキャラクターに老いが訪れるというのは、当時の自分にとって画期的でした。白髪の正宗を操っていたところ、突如老衰でゲームオーバーとなり、唖然とした憶えがあります。東北オンリーという地域の切り取りかたも、今思うと斬新。

 とにかく好きだったこのゲームと、先日フリーマーケットで再会を果たしました。・・・100円。安過ぎ。

 実際のゲームのキャラクターとまったくテイストが異なるパッケージを久々に眺め、懐かしさがこみ上げました。さて、秀吉に再挑戦してみます(あの猿を負かした人はいるのでしょうか?)。

寄稿:BAKA in BLACK 男 1977年生 福岡育ち 会社員


シミュレーションゲーム人生を変えた一本

 ボード、パソコン、そしてファミコンと、SLG(シミュレーションゲーム)のプレー環境を乗り換えてきました。そんななか、ファミコンをプラットホームとしたもので初めて出会ったのが『独眼竜政宗』でした。

 今にして思えばナムコットブランドだったのが幸いしたのかもしれません。いかにも家庭用ゲーム機らしいシステム、らしい操作系、らしいビジュアル。すぐに虜になりました。それまでは数字と単調な線だけで表されたユニットや、地形をトランス気味に妄想しておりましたが、その必要がまったくない画面に釘付け。これからは家庭用ゲーム機でいこう! そう決めた瞬間でした。

 ・・・ちなみに秀吉には勝っていません、と自己申告。

寄稿:れ趣味 男 1968年生 奈良育ち 人事担当者 ホームページ


軍資金はしばらく神頼み

 当時、「ドラクエIII」の購入のために長い列ができるなか、さっそうと買ったソフトです。

 やり始めの頃は、米を売却し軍資金を稼ぐ、という方法を知らず、祈祷師による神頼みだけだったため、他国から馬鹿にされまくりでした。軍資金を米の売却で得る方法を知ってからは、割と早くクリアできた気がします。

 なによりも、難しいモードで最上家と政略結婚できた時が、一番エキサイティングでした。あっという間に全国(東北?)制覇。エンディングの「まってろ秀吉!」が忘れられません。一度秀吉と戦いましたが、コテンパンにされた覚えがあります。今思えば、富国強兵の難しさを知ったソフトでした。

寄稿:き@ 男 1976年生 茨城育ち 公務員

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