『思い出のファミコン』が本になりました
 

思い出のファミコン_トップへ


エキサイティングベースボール エキサイティングベースボール
コナミ
1987.12.8発売
©1987 KONAMI

「パワプロ」よりもっと昔のコナミの野球ゲーはクソゲーだった

 ディスクシステムで発売されたこのゲームは、何といっても名前や能力をエディットして、オリジナルチームを作ることができる点がウリである。

 クラスの友だちを集めたチームを作っていざプレー。しかし、打率や防御率らしきものは出るが、どうやら本来の「率」ではないようだ。

 初めは弱いチームなのだが、どんどん強くなって、というか、コンピュータがあまりに弱いので逆にアウトになることが難しい。ボテボテのゴロを打ってもコンピュータは球を追わずに皆前進してしまう。 オリジナルチームとプロを戦わせるにはそんなクソチーム20チームに3勝しなければならない。

 ある意味、初代『ベースボール』以上のクソゲーだと思う。そんなクソ野球ゲーを生み出したコナミが、のちにNo.1野球ゲーという称号を得ることになる「パワプロ」を世に送り出すのはもう少し先のこととなるのであった。

寄稿:Vanilla Ice 男 1974年生 東京育ち 建築士

あなたも思い出コラムを書いて送ってみませんか?