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エクセリオン エクセリオン
ジャレコ
1985.2.11発売
©1985 JALECO

単調なゲームだが強烈なインパクト

 ファミコンソフトを1本だけ買っていいと親に言われ、弟とおもちゃ売り場へ。私は『アイスクライマー』が欲しかったのですが、弟は『エクセリオン』を譲らず、結局『エクセリオン』を買いました。

 単調なゲームでしたが、面の終わりを告げる謎の物体(今でもわからん)や、バックが真っ赤でひどく見にくい面など、強烈なインパクトがあったことが、鮮明に思い出されます。

 BボタンとAボタンを併用したミサイル(3発同時に発射しているように見える)で頑張ったな〜。

寄稿:@hanako 男 1974年生 神奈川育ち 会社員


Bでコツコツ、Aでパーッと一掃

 ドラクエやファイナルファンタジーといったRPGがファミっ子たちを席捲する以前は、シューティングゲームがファミコンソフトの顔であり、王様だった。『ギャラガ』『ギャラクシアン』『ゼビウス』……、そうそうたるラインナップのなか、ジャレコのファミコン参入第1弾ソフトとして発売されたのが、『エクセリオン』というシューティングゲームだ。

 このゲームの醍醐味は、ショットを撃つAボタンとBボタンの違いである。Aボタンで撃つショットはボタンを押しっぱなしにしていれば高速連射できるが、弾数に制限がある。Bボタンで撃つ弾は弾数に制限がないが、押しっぱなし連射が効かない。そのかわり、Bボタンで撃った弾で敵機をやっつければ、Aボタンショットの弾数が増えるのだ。

 そう。連射の効かないBボタンショットで敵機を倒してコツコツと残弾数を増やし、Aボタンショットでパーッと敵を一掃する。このカタルシスが『エクセリオン』の真髄であり、すべてだったのだ。

 しかし、全4面しかなく、あとはひたすらループの繰り返し。ストーリーもよくわからないこのゲームは、今となっても目的がよくわからない。おまけに、Aボタンショットの残弾数は上限が99発しかなく、使うとアッという間になくなってしまう。

 そういや、このソフト、当時小学校6年生の兄貴が友だちからただでもらってきたんだっけ……。やっぱり、つまんなかったんだなぁ。

寄稿:Dia 男 1975年生 長野育ち 会社員

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