ゴーストバスターズ
徳間書店
1986.9.22発売
©1984 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES,INC.ALL RIGHTS RESERVED.
"GHOSTBUSTERS" and "GHOST DESIGN" are registerd trademarks of Columbia Pictures Industries,Inc.
荒れた隣家に上がり込んでプレイ
当時私が住んでいた家の裏には少し荒れた家があり、その家には私より10歳近くも年上の子どもがいた。私が小学生だった当時、おそらく中学生か高校生だったのだと思う。
家の中や庭は荒れ放題で、両親は自宅に併設されている作業場で、日がな一日何かの作業を行っていた。「ガシャーン、ガシャーン」という何かプレスするような音が定期的に聞こえてきており、忙しそうにしていた。
どういった経緯か覚えていないが、縁側から上がり込み、ファミコンの『ゴーストバスターズ』をさせてもらった。当時、私は、親が厳しく、ファミコンを持っていなかったので、ファミコンを持っている人物とは貪欲に交流するようにしていた。
室内は少年誌がうず高く積み上げられていた。猫をたくさん飼っているためか動物臭もきつかった。私はゲームに飢えていたので、そんなことは関係なかったし、普段交流がない世代であることについての気おくれもなかった。ただファミコンがしたくてしたくてたまらなかった。
ゲームが始まり、市街のマップからプレイしたいステージを選択し、縦スクロールのカーチェイスのような場面になった(と思う)。だが、車だけがひたすら前進するのみで、敵も障害物も何も出てこず、そのまま10分ほど経過したが、何も起こらず、どこにも車がたどり着くこともなかった。バグである。
もう一度最初からやらせてくれと頼んだが、「もう帰りな」と言われた。
寄稿:万太郎 男 1979年生 群馬育ち 事務系
「ゴーストバスターズ!」と、こもった変な声
わたしの周りではまったく人気がありませんでしたが、個人的に大好きです。
電源を入れたときに「ゴーストバスターズ!」と、こもった変な声が響き渡ります。そのあと、車を走らせて小物の幽霊を倒しに出掛けたり、それで貯まったお金を使って武器を買ったりして、最終ボスのマシュマロマンと戦うのです。
このマシュマロマンは強いというより、「どうやって倒すの? こいつ」って感じの捕らえどころのないヤツで、どんなにいい武器を揃えても倒せない! ゲームオーバーになると画面が七色に光り出して止まっちゃいます。
でも、いちばんダサイ終わり方は、お金がないのに車の燃料がなくなって画面が七色になるってやつですね。
結局最後は、オープニングの「ゴーストバスターズ!」の変な声に戻るのです。エンディング見た人っているんでしょうかねー。でもホントに大好きでした♪
寄稿:ゆりんぎ 女 1978年生 埼玉育ち 町のパン屋さん
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