『思い出のファミコン』が本になりました
 

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がんばれゴエモン! からくり道中 がんばれゴエモン! からくり道中
コナミ
1986.7.30発売
©1986 KONAMI

時間と根気が必要

 数ヵ月前、仕事で足を骨折して自宅療養中の時に、久々にNEWファミコンを引っ張り出して熱中しました。20数年前にはクリアできなかったことを思い出し、いい大人が熱くなって、一週間ぐらい毎日数時間ずつプレーしたのだが、どうしても最終面と思われるSTAGE13(城の中)でゲームオーバーになってしまう。

 このゲーム、内容・ボリューム等は十分完成度が高い名作なのだが、セーブ機能がなく、途中で中断できないため、クリアには少々時間と根気が必要です(僕の腕前では最終面まで2〜3時間はかかる)。

寄稿:ガバス 男 1972年生 北海道育ち 会社員


軽快な音楽がテンションを高めた

 当時小学生だった私がいたクラスで、学級会でゲームをやろうということになり、決まったゲームがこのゲームでした。

 負けず嫌いな私は、時間内に死んでしまったら終わりだからとひたすら動き回りました。ゲームの音楽がまた軽快で自分のテンションを高め、ただただ動き回り無事終了しました。

 自分ではよくやったと思っていたのですが、ルールは時間内にどれだけ点数を取れるかというもので、重要なのは点数なのでした。よく見ると点数は0点。ずっと逃げ回っていたので、敵はすべて避けていたのです。

 後から気づいて恥ずかしかったけど、また今度やりたいと強く思った思い出のゲームです。

寄稿:もよもと 男 1976年生 青森育ち 会社員


容量を上げるならバックアップ機能も用意してくれよ

 ファミコン初の2メガとして超有名ですが、容量を上げるならパスワードやバックアップ機能も用意してくれよ、と声を大にして言いたいゲームですね。

 1周をクリアすればスタッフからのメッセージが見られるのですが、確か説明書によると、8周とか100周クリアすれば、新たなメッセージが見られるそうです。でもね、コナミさん……。セーブ機能がなくて、どうやって100周クリアしたらエエねん!? ゲームの内容より(おもしろいとはみんな言っていますが)、そっちの方に話題が行ってた僕らでした。

寄稿:ライデン 男 1974年生 大阪育ち 企画戦略部署


「おとなぶくろ」

 なんでこのゲーム買ったんだっけ? ゲームの情報がない、自由になるおこづかいがない、ないないづくしの片田舎の小学5年生は、パッケージにデカデカと書かれた、2メガロムの文字と、当時としては高めの値段設定5,500円にこんな想像を働かせました。

 それは、
 「データ量多い」=「楽しみも多い!」=「長く遊べる!」
 「値段が高い」=「内容充実!」=「長く遊べる!」
こんなセコい動機で選んだのですが、その判断は間違いではありませんでした。隠しダンジョンの多いこのゲームを攻略するために、ノートに地図を描いて、メシを食べるのも忘れて夢中になって攻略する毎日。

 そんな楽しい時間をすごさせてくれたこのゲームで一番好きだったのが、当時としては珍しかった3Dダンジョンです。このダンジョンの奥まで進み、大入袋をとった時の喜びは、今でも鮮明に思い出すことができます。当時の自分は「大入袋」のことを「おとなぶくろ」と連呼していたのですが、そんな自分も今や30歳を迎え、立派な大人袋をもった人間になりました。

 年々まわりでゲームをする友達も少なくなっていますが、このころのゲームへの思いを忘れることなく、一生ゲームを楽しんでいきたいと思います。

寄稿:mitake 男 1974年生 山形育ち デザイナー


終わりがあるのか?

 僕が4歳ぐらいのころ、田舎に行くと毎回のようにゴエモンをやった。秘密の階段を見つけるのが大変で、よくロウソクを買ったものだ。迷路も面を進むめば進むほど難しくなるのがまた楽しかった!

 小学校高学年になったころ、また久々にゴエモンをやった。以前にくらべて若干楽になった気がした。4歳のころは、全ステージクリアできなかったのを覚えている。そして小学生でやっとの思いでクリアすることができた! 感動した・・・。

 だが、うれしさから悪夢がよみがえった。また同じステージが始まったのだ! しかも敵速い!! これは終わりがあるのかと思った・・・。

寄稿:ジョギ 男 1986年生 東京育ち 学生

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