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がんばれゴエモン外伝2 天下の財宝 がんばれゴエモン外伝2 天下の財宝
コナミ
1992.1.3発売
©KONAMI 1992

せっかくの苦労が電源スイッチひとつで……

 前作も近くの古本屋のワゴンで箱無しを買って遊びました。とにかく「がんばれゴエモン外伝」シリーズは、ダンジョンのマップの広さと敵に逢う確率が異様に高く、広大なマップを2〜3歩歩いては戦闘の繰り返し、がよく続きました。また敵も強いため、しょっちゅう瀕死になっていました。

 ある日の土曜日、物語の後半の宇宙に行く途中のダンジョンで、何度も進んでは戻りレベルを上げ、苦労して、昼から晩御飯の時分までかけて、やっと出口が見つけた。そしてその時、祖母が血相を変えて部屋に入ったきたので、何があったのかと思ったら、横に母が晩の用意もせず、ずっと見ていたことに腹を立てていたらしく、「いつまでこんなんやってんの!!」と開口一番、電源スイッチをパチッ!と止めてしまいました。

 完全にとばっちりを受けた上に、セーブも取っておらず、僕はその場に崩れ落ちました。その日は怒りからか眠れなかったのを覚えています。まぁ次の日曜日は、マップも覚えていてサクサクいけたのには拍子抜けしましたが。何事も経験は大事ですね。

寄稿:孤高の英雄 男 1980年生 大阪育ち 販売員

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