『思い出のファミコン』が本になりました
 

思い出のファミコン_トップへ


ゴルフJAPANコース ゴルフJAPANコース
任天堂
1987.2.21発売
©1987 NINTENDO

全国64位。今でも飾る記念盾

 このゲームが発売される前、任天堂『ゴルフ』にアツくハマっていました。スコアも20アンダーを出せるほどの腕前でした。

 そしてこのゲームが発売されるのを雑誌で知り、しかも全国で自分の出したスコアが順位発表されるという画期的なイベントもあるとのこと。「これは買うしかない!」と、発売当日並んで購入したのを憶えています。

 内容としては、先代ゴルフをベースに作られており、僕としては納得! 発売当日からやりまくりました。一打一打に緊張したのを憶えています。特に17H、18Hになると失敗は許されないため、心臓ドキドキものでした。

 期間中に一度、自分のスコアがどのくらいなのか、近くの玩具屋に登録しにいきました。この時点でスコアは46アンダー(4回合計)で、玩具屋のおじさんもびっくり! その場で順位を見てくれました。なんと全国7位で、まわりにいたギャラリーもいっぱい集まって来ちゃって、ちょっと鼻高々だったな……。

 最終的には55アンダーまでスコアを伸ばし、任天堂さん直々の電話にて、全国64位との報告。上には上がいるもんだなぁ、と全国の広さを身に染みました。(確か1位は87アンダー……スゴスギル) そして、全国100位以内に入ると、名前の入った記念盾とオリジナルコース入りのGOLD DISKがもらえました。

 今だに懐かしい想い出です。もちろん今でも盾は飾っております。嫁さんには片付けるよう言われる日々ですが……。

寄稿:てつぼうけん 男 1971年生 東京育ち 会社員


『ディスクファックス』での全国順位にアツくなった

 行きつけのお店にドスンと構えた「ディスクライター」の横に、さらに同じ大きさの「ディスクファックス」が、明らかにお店の面積を圧迫していたのを記憶してます。

 さて、肝心のゲームの中身は、シンプルかつハマる正統派ゴルフゲーム。今も昔も、だからゴルフゲームって普通に面白いんでしょうか。友だちを呼んでは腕を競い合い、みんなが帰った後もひたすら黙々と腕を磨き、夜遅くまで、スコアが伸びるまで、リセットの繰り返しでした。

 このゲームの凄いところは、セーブしたスコアをお店に持って行き、「ディスクファックス」でエントリーすれば、全国から寄せ集めたスコアで、順位が出ること。しかも100位に入賞すれば景品が貰える!

 これに燃えた自分は、ゴルフ(ゲーム)に明け暮れ、全国30位以内に入賞……と思いきや、トーナメント締め切り間近になると、当然のように100位圏外に……。現実もゲームも厳しい世界なのだと思い知らされました。

寄稿:Pietro 男 1972年生 神奈川育ち ゲームショップ店員

あなたも思い出コラムを書いて送ってみませんか?