『思い出のファミコン』が本になりました
 

思い出のファミコン_トップへ


奇々怪界 怒涛編 奇々怪界 怒涛編
タイトー
1987.8.28発売
©1987 TAITO

スタート直後からバグの嵐……

 1985年当時、アーケードゲームで遊んだ私は、ファミコン移植に期待していた。翌年、ディスクシステムで小さなフィギュア付きで発売された本作は、私の期待を大きく裏切ってくれた思い出がある。

 「小さなフィギュア付き」(各神様のフィギュア)というところが、内容のクソゲー臭を示唆していたのだが、やはりその臭気は内容にも反映されていた……。

 なにしろ、スタート直後からバグの嵐で、まともに遊べないのである。キャラらしきドット絵がカクカク動くが、尋常な操作ではない。しまいにゃ、ドット絵がバラバラに画面に散らばるのである。そしてフリーズ……。

 こんなひどいバグに出会ったのは、後にも先にもこのゲームしかない。速攻で他のゲームに上書きされたのは言うまでもない。そういう意味で、私的に三つ星のクソゲーと言える。

寄稿:キャビン 男 1960年生 岡山育ち 会社員

あなたも思い出コラムを書いて送ってみませんか?